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むし歯の子は、歯並び・咬み合わせが良い。

これまで見てきたように、子どものかみ合わせの問題は複合的な要因なようだ。
簡単には原因を特定出来ない。
しかし、私が35年間歯科検診をしてきて不思議に思うことがある。
むし歯と乳歯列の歯並び・かみ合わせは反比例しているようだ。エビデンスは無いけど。
複合的な要因の、根本原因を探ってみたい。

昔は、三歳児検診ですでにむし歯の洪水だった。
哺乳瓶にジュースを入れて飲ませるなどということが普通にあった。
いわゆる、味噌っ歯というものはそのようにして出来る。
まさに無知のなせるわざなのではなかったか?あの死刑囚のいうところの”無知の涙”?

最近の三歳児検診では、むし歯のある子は20~30人に一人か二人ぐらいしかいない。
しかし、むし歯だらけ。みんなの分を引き受けている感じ。
ところが、そういう子は被蓋が浅く発育空隙も十分あり、よい歯列咬合だ。
対照的なのは、ピカピカにきれいに磨けている子。たぶん、お母さんが付きっきりで磨いているのだろう。
過蓋咬合で、発育空隙が無い。狭い歯列。乳歯の叢生まである。

しかし、そのむし歯だらけの子が永久歯列でもよい歯列になるかどうかはわからない。
むし歯がどんどん進行して崩壊してしまえば、もっとぐちゃぐちゃな歯列咬合になるだろうから。

最近の傾向はだいたいこのようなパターンだ。
違いは、たった一つ。お母さん!
お母さんの管理度によるようだ。そのように見える。

カンボジアの人口構成   05k19-p.gif

これは、カンボジアと日本の人口ピラミッド。
まさに対照的。この違いこそが、子どもたちの歯列咬合の違いではないかと感じる。
良い歯列咬合のカンボジアでは子どもたちを管理する親がいなかった。ポルポトに殺された。自由放任?
日本も昔はそうだった。僕の子どものころは、兄弟が’7~8人とかはざらだった。
その上、洗濯機も掃除機も冷蔵庫も食器洗い機もなかった。お母さんは、炊事洗濯掃除で手一杯。
毎日、赤ちゃんの世話と家事労働で日が暮れる。子どもにかまっている余裕などない。
そして、やっと夕食を作って、あちこちに散らばっている子どもたちを呼び集める。「ごはんが出来たよー」
過去のどの時代でも、貴族や大金持ちの奥さん以外で現在のように家事労働から解放された母親はいなかっただろう。
特に、洗濯が大変だった。子どものころ、お母さんたちが川に洗濯に行って洗濯板に洗濯物を貼り付けていたのを遊びながら見ていた記憶がある。衣類は直しておさがりを着せていた。みんな裁縫をしたものだ。

深いかみ合わせ。過蓋咬合は、自由に動き回る下顎を子どもに見立てたら、まさに管理されて閉じ込められている感じだ。
乳歯の前歯に出来てくる空隙を発育空隙と云う。それが無い。発育する隙間を埋められている。

日本の子どもたちは、家事労働から解放されて余裕ができた母親に閉じ込められて管理されている。苦しい!

父親は、太平洋戦争の敗戦で、生まれた時から去勢されているようだ。
こんな状況は過去に無かった。どうしたらよいものか。モデルが無い。21世紀の旗手だ。(太宰は20世紀の旗手。その末裔か?平民の中に広がる貴族病)

歯と脳は一体だ。
今の子どもたちの歯列咬合は、心の中をそのまま形にして表しているような気がしてならない。


歯医者の仕事は、大変だ!
子どもたちに、生きる力を与えなくてはいけない!

形が良くなれば、心も定まる。武道や座禅と同じ原理だ。
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子供のかみ合わせ | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/06/07 00:00
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