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咬合空論と診査

2~3週間総入れ歯を外して悪い癖が取れると、ぴったりのかみ合わせの入れ歯が出来る。

それじゃ~そのしばらく総入れ歯を外した状態の何も入ってないあごの位置は理想的な良い位置にあるのだろうか?
きっとそうに違いない!筋の緊張が全て取れて、本来のあごの位置になるのだろう。

僕は以前、真面目にそう考えていた。
患者さんはこんなバカなことを考えたりはしないが、歯医者はつい考えてしまう。
このようなバカな考えを咬合空論という。
だって、何も調べてないものね。ただの妄想。

なぜバカかというと、その入れ歯を外した状態の患者さんは、背中が丸まって、肩が内転して、姿勢が悪く、肩と首がこっているからです。
姿勢が悪く体の具合が悪いんじゃ、正しい位置なんかじゃない。

このように断定するのは、100%全ての患者さんがそうなるからです。
入れ歯を入れると姿勢がよくなり肩こりが取れるかましになるが、外した瞬間にだめになる。
僕が調べてみてびっくりした、ものすごく単純な事実は、どこの本にも書いてないし誰かが発表したという事も無いようだ。
ちょっと肩や首を触ってみれば分かることが、なぜ今まで分からなかったのか?
それは、歯医者は肩や首を触診したことが無かったから。
逆に整体やカイロの先生は触診しているが、咬合を知らない。
整形の先生は、触診もしなければ咬合も知らない。画像を見ているだけだ。

コロンブスの卵。
この、肩と首の触診を教えてくれたのが、大阪大学名誉教授 丸山剛郎先生だ。
このコロンブスの卵の元 肩と首の触診が新しい歯科の分野を開拓する最初の一歩だったのかもしれない。

僕たちが教わった咬合理論も似たような空論がたくさんあったのじゃないか。いや、ほとんど空論じゃないか?
どんな咬合理論でも、ほんのかすかな形や接触一つで結果はひっくり返ってしまう。
大事なのは診査と検証なのだけれども、その診査法が咬合紙(赤い紙)と、ワックスやシリコンバイト、まれに顎関節や咀嚼筋の触診ぐらいしか無かったのだから。
最後に歯医者はなんと言うか?

どうですか?
ええ、先生何ともありません。ありがとうございました。
良かったですね。

これにて、一件落着。
要するに、患者さんに聞いてみるしかないのだ。何も調べて無いんだから。
ところが・・・

いえ、先生。すごく具合が悪いです。前よりひどいです!と言われたら?
さあ、どうしよう?
赤い紙でカチカチ。きれいに咬んでいる。
用いた咬合理論が間違いなのか?僕が下手なのか?
誰にもばれない、咬合空論。
診査法が無いから、みんな自分が下手だからだと思って黙ってしまう。いまさら聞けない・・・
ナソロジーが、何度基準を変えて生き残ってきたことか?
以前教えたのは誤りでした申し訳ありません。と謝った講師を見たこと無い。
ほんとは、講師だってよく分かってないのだ!
そこそこ上手く行く。
そんな程度だ。


顎口腔系以外どこも診査していなかった。
咀嚼するには、下顎だけじゃなく頭も動く。
だから、肩と首の筋で頭の運動を制御しなければ食べることが出来ない。
その筋を診査していなければ、基礎の無いタワーのようなものだ。

咬合と全身にはエビデンスが無いと言うが、元々咬合にエビデンスなど無かったように思う。
歯科の真骨頂は、指先の微妙な感触の世界なのであって、鍼灸や、整体の世界なのだと思う。
統計処理による有効性などとは無縁の職人芸、名人芸の世界だったのだ。

新しい診査法と、あごろべえ先生のその解析と病因論によって、やっと咬合の全体像が霧の中から現れてきた。

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入れ歯とのくらし | コメント(0) | トラックバック(0) | 2012/05/11 00:00
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