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第三の歯 総入れ歯の素晴らしさ

まあ、キレタというより、売り言葉に買い言葉だっただけで、気の毒なことをしてしまった。
彼女の抱えている問題を解決できる自信があっただけに、つい反射的に言い返してしまったことが悔やまれる。

さて、患者さんが入れ歯を嫌うこと、ほとんど病的な人もいることを書いたが、総入れ歯に限ってはそんな患者さんは皆無だ。
患者さんは総入れ歯に感謝しているし、愛していると言ってもいいくらいに見える。
それは、絶対に必要なものだし、いつも一緒だから愛着が湧いてくるのだろう。
この頃は、僕は総義歯だけやりたい。他の治療は、出来れば他の歯医者に任せたいぐらいだ。
血を見る手術やキーンという耳障りな音で歯を削ったりもなく、そよっと上品な治療で、患者さんもゆったりくつろいで治療を受けるし会話も楽しい。
満足した笑顔で治療が終わる。
総義歯という究極の歯を発明した先人に感謝している。

総義歯の素晴らしいところは、フェイルセーフ機構のようなものが備わっていることだと思う。
例えば、ブリッジやインプラントでは、少しかみ合わせが悪くてもすぐに分からない。
肩がこるようになったり、頭が痛くなったりとか、別な気が付かないところにしわ寄せしながら何年か経たないとそこの歯に問題が出てくることが無い。
その点、総入れ歯の場合は、痛くて咬めない!というまことに分かりやすい判定が出る。
だから、たとえ下手でもああだこうだとやっているうちに何とか痛くなく食べることが出来る状態に収まったならば、ほぼその人に調和した良いかみ合わせになるのだ。
総入れ歯を新調して、何とか痛くなく咬める状態になったならば、ユニットから立たせて肩を触診してみてほしい。
100%肩こりは取れている。
触診が初めてで自信が無い時は、そのまま立ったままで入れ歯を外してもう一度触診するといきなりガチっとこるのですぐ分かる。
そして、もう一度入れたらスカッとこりが取れるので、その1回で肩の触診はマスターできる。
しかし、首の後ろの上の方のこりに関しては、適正な咬合高径でなければ解消できない。
つまり、総義歯というのは、高さだけ気を付けたならば、その高さの範囲内での最良の咬合が自動的に定まるわけだ。
痛くなく咬めて、首の後ろがこっていない総入れ歯は、その患者さんの健康を増進する究極の第三の歯だ。
こんな、シンプルで簡単な治療は他に無い。

総義歯は正に船のようなものだから、だんだん腰の仙腸関節が固まって上体の揺れが大きくなる老人にはピッタリな歯で、天然歯列よりも健康増進に良いとすら思える。
気を付けることは適切に咬合高径を維持することだけだ。
決して、低い義歯で妥協しないこと。
ショックアブソーバーが備わっていると言ってもスウィング干渉のない配列と調整をすることが大切だ。
それは、スウィング干渉によって揺れるたびに顎堤の吸収が加速するので早く合わなくなることと、正中から破折することが多くなるからだ。
僕は、配列をスウィングに合わせる工夫をしてから上顎義歯の正中からの破折が全く無くなった。
また、総義歯に限っては、100%肩こりが無い状態にできる。
首の上の方がこっているときは、入れ歯が低いということを表しているから、必ず首の触診をしてそこのこりがないようにしなければいけない。
総入れ歯の注意点はこれだけだ。とてもシンプルだ。
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入れ歯とのくらし | コメント(1) | トラックバック(0) | 2017/04/06 00:00
コメント
予防にて義歯が主役の時代が来る
8年後の2025年には70歳以上が人口の4人に1人となるようです。現在の健康寿命が70歳ぐらいだから、4人に1人は要介護者!?
これから社会的にも需要と重要性が急増するのは部分義歯と総義歯。インプラントでなくこれらが皆の救世主となっていくと思われます。

スウィング現象と対処法がわかり、使えない(入れない)部分義歯は無くなりました。皆しっかりと装着されています。

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