FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | --/--/-- --:--

時々走り、時々食べる

1月のあごろべえ先生の出版記念祝賀会の翌日、ラッパの先生の本の企画を持って出版社に行った。
その席で、あごろべえ先生が編集者にいろいろと説明していて、ふと気が付いた感じで言った言葉が耳に残っている。

 人は時々走り、時々食べる。でも、多くの時間は歩き回っている。

あごろべえ先生のスウィング現象の発見は、今までの歯科のイメージとかけ離れているためにとても説明が難しい。
しかし、たとえ100%間違いがない処置であっても、患者さんに嘘も方便ということで分かりやすい違う説明をすることはいけないことだ。
でも、頭が揺れた時に歯がぶつかって痛くなったんですよ、ですからぶつかりそうなところを削って形を直しましょうと言って、理解してくれる患者さんは半々という所だろうか?
患者さんには、被せてある冠を削るのなら構わないが、まるできれいな虫歯のない歯を削られることはすごく抵抗があるようだ。
何年も経ってから、あの時削られた歯がしみるようになったとか言われることがある。忘れていない。

その説明で患者さんが納得しないのは、前提となる歯科常識が間違っていたと言えば語弊があるが、表面的な認識であったからだ。
前提となる認識を改めてもらわなければ、どんな説明をしても患者さんは納得しない。
というよりも、歯医者の方が強固に既成の歯科常識にとらわれていて、納得しないどころか反発してくることが多い。

要するに、歯は食べるためにある。あと、おしゃべりとか見た目とかの問題を治すのが歯医者だという認識。
これは、正しいし、誰もが納得する現実だ。
しかし、あごろべえ先生は、人が直立二足歩行するための前提となる平衡を司っているのが歯で、歯科的な問題はそこの不調和によって起きるという真の原因と病因を見つけたわけだ。
この、表面的な病因と真の病因との関係が、理解を妨げている。


先日、新患が右の奥の方の歯がしみたり、痛いというほどでもないけどなんとなくいつも気になる。むし歯かどうか見てほしいということで来院した。
まあ、スウィング干渉に違いなく、最近はこんな患者さんばかり来院すると言ってもいいくらいだ。
むかしは、こんな患者さんにどう対応していたのかを思い出そうとしても、思い出せない。
認識が無かった現象を思い出そうとしても出来ないのだ。

 あのね。歯の働きというと食べることでしょ。他に、大切な働きがあるんです。
 食べるのは時々で、同じように時々走ったりするけど、ずっと食べたり、ずっと走ったりできないでしょ。
 それ以外の時間、人は何をしているかというと、ほぼ歩き回っているんです。
 歩いているときの方が圧倒的に多いので、その時の問題の方が歯に影響するんです。

ここまでの説明が、足りなかった。以下の説明をいつもしていたが、大前提が違えば納得できないだろう。

 歩いたときや、振り向いたり、うつむいたりしたときなどに傾いた頭を戻すのが歯の役割なんです。
 例えば、居眠りすると頭がガクッとなるように頭はバランスで維持されているので、頭が振り回されないように傾いたらそちらに下あごが行って起こし上げる働きがあるんです。
 右に頭を傾けて口を閉じると右の歯だけ当たり、左に傾けると左だけ当たるでしょう?やってみてください。
 このように、下あごは頭をサポートしているんだけど、歯列の中でちょっと出っ張った処とかがあると、いつもそこだけが傾向的にぶつかるので、そのトラウマが積もってしみたり痛くなったりするんです。
 そして、それが続くと、穴が開いたり折れたり、歯周病がそこだけ進行したりするんです。
 その当たりのせいで頭を起こしきれないために、傾いた頭のせいで肩もこります。

これが、スウィング干渉の歯科的病因。
スポンサーサイト
スウィング | コメント(0) | トラックバック(0) | 2017/03/18 00:00
コメント

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。