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ブリッジ、インプラント、義歯 体に優しいのは?-スウィング干渉

患者さんは、入れ歯が嫌いだ。
ブリッジの一番奥の支台歯がダメになり抜くと、入れ歯かインプラントでなければそこに歯をいれることが出来ない。
それを聞いたときの患者さんは、相当にがっかりする。
目の前が真っ暗になった感じの患者さんも少なくない。
入れ歯は老化とセットにイメージしている。おばあちゃんになっちゃった・・・
また最近では、ブリッジは歯を削られるから抜けた歯は1本でもインプラントにしてほしいという患者さんも多い。
保険のブリッジは歯を削られるうえに奥歯が金属色でなければ入れられないので、それも気に入らない。

さて、前回スウィング干渉を分かりやすく説明したわけだが、歯列に問題があってスウィング干渉があるとき、補綴物の種類によって影響が異なる。
インプラントが一番シビアな障害をもたらす。
ブリッジは、天然歯列と変わらない。
義歯、特に総義歯はスウィング干渉を大幅に緩和するので、咬合高径が適切なら天然歯列よりも体に優しいと思われる。
それは、顎堤粘膜の上に乗っている義歯は、船のように揺れるのでスウィング干渉が緩和されるからだ。

それに比べて、とても調整が難しくて危険なのはインプラントだ。
スウィング干渉というのはマイクロトラウマの蓄積だから、後になって問題が出てくる。
インプラントの場合は、入れたときに触診をして確かめても何年かして問題が出てくることが多い。
スウィング干渉に厳重な注意が必要だし、3年、5年経ってからの触診によるチェックが必ず必要だ。
骨と直接接していてショックアブソーバーが無いから、スウィング干渉のあるインプラント補綴は3年殺しの業を仕掛けられたように後で応えてくる。

ブリッジもインプラントも、普通に入れると、ほぼスウィング干渉で問題が起きるようだ。
それは、その対合歯列がスウィング干渉の元を内包していて、そのせいで抜くことになってブリッジやインプラントになったからなのだ。
だから、入れるときに事前に模型上で配列をチェックして修正する必要があるし、補綴後にはスウィング干渉をよくチェックしなければいけない。


“総入れ歯は健康に良いが -スウィングキーパー ”でこのように書いた。

>92歳で24本の歯がある8020達成の表彰者が背筋がピンと伸びていて、その息子のたぶんその達成が無理な70歳の方のほうが背中が曲がっていたということを最初に書いてある。(中略)
さらに、歯が10本未満の人と、20本近くある人では、15年後の生存率に倍の開きが有った。という、驚くほどの調査結果を示してくれている。

それで、最近はインプラントを専門にする歯医者が、このようなことを患者さん向けに書いた本を出して、健康のためにインプラントにしようなどと言っているが、まことに恐ろしいことだ。
92歳で24本歯が有るお年寄りが背筋がピンと伸びていたのは、歯が有るからそうであるというよりもスウィング干渉がほとんど無い良いかみ合わせだったから姿勢が良く、歯も残ったのだ。
総入れ歯の息子の方が若いのに背中が丸まっていたのは入れ歯の咬合高径が低いのかもしれないし、その前に歯が抜けることになった原因のスウィング干渉やキーパーロスによるダメージもあるでしょう。
おそらく、歯が抜けなかったならば、そのスウィング干渉のダメージのせいで病気になってその表彰式に居なかった可能性さえある。
総入れ歯のおかげで70まで健康でいたというべきでしょう。
その人が、歯が抜ける先からそのままのかみ合わせでインプラントを入れていたとすれば、間違いなく8020の表彰式の付き添いでその場に居ることはなかったはずです。
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入れ歯とのくらし | コメント(2) | トラックバック(0) | 2017/03/23 00:00
コメント
インプラントの功罪
インプラントを施術している先生方に是非理解していただきたい重要な内容です。
No title
こんにちは。

前回、今回の記事でスウィング干渉の事がよくわかりました。
私がブリッジになった原因もこれかも?

歯根膜が無いのでインプラントは爬虫類の歯、入れ歯合ってれば問題ないし補修もできます。入れ歯=老化ではないですよ〜歯周病で歯を失った40代の人、総入れ歯です。生きる事=食べる事です。

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