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耳なし芳一の話

いま、手元に耳なし芳一技工士の論文がある。
何とも素晴らしい学術的な原著論文だ。

耳なし芳一というのは、我らがダンディな禅坊主先生が名付けた。
大会の講演の抄録に付ける顔写真に、自分が開発した咬合器を持った写真を候補として3枚ほど添付してきた中の1枚が何とも独特の凄みがあって、僕はその写真を推奨したが、禅坊主先生が却下した。

 耳なし芳一みたいにえぐいからダメ。

言われてみると、咬合器を頬ずりするように顔の横に掲げてちょっと白目が目立つ、あらぬ方をにらみつけたような顔と姿勢が、盲目の琵琶法師が薄く白目がのぞきながら琵琶をかき鳴らしているようで、確かに耳なし芳一に見える。
僕は、そのただものでは無い凄みがいいと思ったけれど、残念ながら抄録の写真は無難な写真に納まってしまった。

彼は、間違いなく咬合器の歴史に残る偉大な開発者だ。
ギージー、ハノー、矢崎、スチュワート、・・・と続く列に並び、将来教科書に載るだろう。
そして、彼の開発した 咀嚼運動とスウィング現象が再現できる咬合器で、これまで定説となっている教本のデータと少し異なる精密な咀嚼運動軌道を解析したのだ。
咬合器は素晴らしい発明であり、それによる咀嚼運動の解析は、もとより私にはそれが正しいのかどうかを判定できる能力があるはずもなく多くの人によって検証されることになるわけだが、学術的手順を踏んだ実に見事な研究だと思う。
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技工士はアーティスト | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/12/08 16:39
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