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診査法と検証法5

   ブリッジ

次に、右上にブリッジを入れます。右上4は少し動揺がありました。
補綴物が少し高かったのを咬合調整して、患者さんはOKと言いました。
①そこでフットビューを採ってみたら、やはり左後ろ重心でした。
顎位診断は右前下がりの右前顎位だったので、模型を動かして調べたら、ブリッジの②右上4の舌側咬頭が左後ろへのスウィングで干渉していました。
そこに③ビニールフィルムを咬ませたら少し重心が前に移り左重心だけになったので、スウィングリシェイピングしたところ、④真ん中重心になりましたので、ブリッジをセットしました。
⑤リシェイピングしたのはここの黒く塗ったところです。
これも、スウィング現象の知識とフットビューが無ければ、おそらく右上4のスウィング干渉のために、ブリッジの寿命は大幅に短くなることでしょう。
 首と肩の触診では、補綴物装着時のその補綴物のスウィング干渉は分かりません。
顎位や高い低いは分かりますが、スウィング干渉はマイクロトラウマの蓄積なのか?少し日にちが経過しないとコリとして現れてきません。
ですから、補綴物の装着時の評価に関しては、フットビューが一番です。

前回、足裏重心がいまいちだったのに症状が取れたのは、顎位から考えなおしてみるとスウィングキーパーを確立できたからです。
スウィングキーパーを確立できると、対角線にある右上4のスウィング干渉も相対的に弱まったのでしょう。
それらが、触診や症状緩和の原因だと思います。
しかし、義歯を入れて触診でこっていなかったからと言って、これから先も大丈夫とは言えないということが明らかになった。
フットビューは、右上4のスウィング干渉による足裏重心の問題をリアルタイムに捉えていました。
そうして考えると、あまり強くないスウィング干渉を想定するなら、日常生活での膨大な干渉のトラウマによって初めて、徐々に肩こりに至るのでしょう。
しかし、その干渉によって、重心を定める下顎にストレスが加わるので頭位は即座に微妙に悪くなり、直立を維持することは即時の調節なので、足裏重心に即影響してフットビューのデータに出るのでしょう。
たぶん、何も調整しなかったならば、右上4のスウィング干渉が徐々に効いてきて、日にちが経過すると触診でこりが分かるようになり、そのうちに腰痛などの症状が出てくることになりそうです。
その後には、4番の抜歯が続き、ブリッジのやり直しから、しだいに局部義歯に移行していくでしょう。
私が、それまで唯一の拠り所に近く頼りにしていた触診に落とし穴があったことが明らかになりました。
ショックだな~
しかし、真実を求めているんだから、一歩前進したことを喜ばなくては・・・


 どうなんでしょうかね?日常の診療は、ほとんどこのようなものです。
犬歯を治療しないのに犬歯誘導など出来ませんし、片顎の補綴に咬合様式は意味を持ちません。
こんな一部しか治療しないのに中心位や筋肉位がなんの役に立つのでしょう?
絵に描いた餅というのは、このような理論のことを言います。
結局今までは、咬合紙以外には頼りになるものは何もなかったようなものです。
本当に大切な、いつも使える基準は別のところに有ったのです。
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エビデンス | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/10/06 00:00
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