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ラッパの先生の資質

お盆が済んでさて、ラッパの先生の続き。

ラッパの先生は大変な発見をした訳だが、ローマは1日にして成らず。10年を越える努力の賜物だ。
そして、イチローの大記録のように才能と努力と人格をあわせ持つ者でなければ、長期間の努力を必要とする素晴らしい成果は得られないわけだ。
この成功の3要素について考察してみたい。

まず、絶対条件がある。
それは、才能だ。どれほど努力を重ね人格を磨いても誰もがイチローになれるわけではないように、ラッパの先生には人並外れた才能があった。
素晴らしい理想的な歯列・咬合と、ほぼ百点満点の理想的な咀嚼運動を有していた。
シロナソを取って見ると、理想的な咀嚼運動をしている患者などほぼ皆無だ。
相当良い歯列の人でも案外駄目なもので、咀嚼運動の良否はマクロ構造とともに、ほんとに細部の細部で決まるところがある。
咀嚼運動調整の研究をするためには、計測機器としての顎口腔系が、観音像かビーナスのようでなければ、必ずデータにドライブがかかってしまう。
僕のところのシロナソできれいなループの患者は皆無で、僕がその中では一番良かった。
でも、左咀嚼が少しひしゃげた形をしている。左の67に少し干渉があるのだ。
それに、歯の欠損もある。これでは、厳密な研究の計測機器としては使えない。
他の、シロナソを持っている仲間のループはもっとダメだ。
仲間のどこのシロナソでも、ラッパの先生のようなループの患者は見たことが無いというのだから、千人に一人どころか、とんでもない天才的な計測機器としての口腔を持っていたことになる。
もう一つ、優れた資質がある。それは、肩こりなどの体の症状の感受性が鋭敏なことだ。
女の人はそれらの症状に敏感だが、男は大概鈍い。腰が痛くなって初めて分かるぐらいが普通だ。
ラッパの先生は、特に敏感なタイプの女性並みの感受性を持っているようだ。

つまり、完璧な口腔と体の鋭敏な感受性という、計測機器としての必要な2つの十分条件を備えていた。
しかし、このような天才を有していても、ただ幸せに美味しくご飯を食べていただけでは意味がない。
イチローだって、野球をしなかったらただの人で終わったかもしれない。
ラッパの先生が、自分の天才を自覚していたのかどうかは分からないが、咀嚼運動の研究に没頭してくれたことは、まことにありがたいことだった。
これは、まさに奇跡的な幸運と言うべきだろう。
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ラッパ亭語録 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2016/08/18 11:21
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