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カッターの支点の形状

A先生が作ってもB先生が作っても、咬合高径が違えばいろいろな顎位の総義歯が出来るだろうが、同じ高径なら同じ顎位でなければ入れ歯は痛くて咬めないはずだ。
実際に、それで装着調整に苦労することになる。
出来上がった総義歯に固有の顎位が有って、それを読み取ってそこに収めることが咬合調整だ。
ある高径にある顎位が有る。術者がどこか任意の位置に定めることが出来るものではない。
だから、ああだこうだと苦労しても、結果的に納まったならばそれは正しい顎位だ。
慣性ジャイロ機構が、一定の咬合高径に顎位を定位させるのではないか?
現象を理解しようとして「構造医学解析1」を読み直してみると、そのように読める。

もう一つ、解らなかったのがこのカッターの図だ。
実際に咬むときには、このカッターの図をさかさまにすると、床が頭で、カッターが下顎、支点が関節の構造の模式図だ。
螺旋

咬合器は関節がラッチで固定されていて回転しかしない代わり外れないか、スライドするが外れてしまうかのどちらかだ。
ところが、顎関節は固定されておらず、普段は筋でつりさがっているだけだ。
それなのに、咬むときになぜ下顎頭が持ち上がって外れてしまわないのか?そう言っている。
全く、どの歯医者も考えたこともなかったのではないか?

最初は、確かにその通りだ、どうしてだろう?と思う。
しかし、考えているうちにこの図がおかしいことに気が付く。
この図は2級のてこだ。
実際の関節と筋と歯の支点・力点・作用点の関係は、3級のてこの関係だ。
食品と関節の間に筋がある。和ばさみの関係だ。
それなら、関節は食品と歯を支点にして筋によって頭に押し付けられて浮くことが無い。
僕らなら錯覚して間違うことがあるが、物理学者の吉田勧持先生がこの程度の事を錯覚するはずがない。
読み進めていくと、咬筋の走行が下顎頭を前に圧着する働きを図示している。
そうそう、僕たちはこれを習っていたんだ。だから、疑問に感じなかったのだ。そう思い出した。
たぶん、強調するために、わざと図をこのようにしたのだろう。そう考えた。
しかし、よく考えると3級のてこでも、間にある食品がスルメのようなものならそこが支点になってしまって、たとえ筋のベクトルが前を向いていたとしても2番目の図のような後ろからの支えが無ければカッターの関節が後ろにずってしまって上手く切ることが出来ないのじゃないか?
だから、和ばさみは後ろがつながっている。

食べるときには頭も上下する。下顎だけが動くわけでは無い。そうも書いてある。
つまり、食べるときには頭も動く。
頭は重いから、頸椎に支えられた頭の重力による前方落下を利用して咬んでいることになる。
すると、この図のF(力点)の位置は間違ってはいないのだ。

下にある図の支点の螺旋形が実際の関節の形状の持つ意味だという。螺旋形だと、そこの抵抗で後ろにずらないそうだ。
こんな微細な形の違いが、不可思議な?それとも当然な?現象の持つ意味なのだろうか?
どんな顎位でも下顎頭を固定して、たくあんでも肉でもアワビでも咬みきれる構造は、このように出来ているのでしょうかね?


吉田勧持先生の著作は、細かく説明して解ってもらおうという配慮などないように感じる。
図や記述のシンプルな美しさを一番に考えている。
だから、出来る限り図や説明を省いている。
この程度の事は、ちゃんと勉強して解るようになりなさい。そう言っているのを感じる。
だから、前回と今回の考察は自信のあるものではない。物理学が僕の能力を超えている。
総義歯の顎位と咬合高径との関連の現象を、「解析」に基づいて考えてみた。
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入れ歯とのくらし | コメント(1) | トラックバック(0) | 2015/02/03 00:00
コメント
No title
それらの理解は「頬骨弓と下顎頭の頸部をつなぐ外側靭帯」の存在ではないでしょうか?

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