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中心位?

総義歯の顎位は、後方でかつ後方回転していることが老人の直立姿勢を良くすることが分かった。
後方顎位で後方回転している顎位と言うのは、「中心位」ではないか?

僕が大学にいるときには、まさにナソロジーの全盛期だった。
僕も、保母澄也先生の「オーラルリハビリテーション」という、革表紙と見まがうほど立派な百科事典みたいなビジュアルな本を買って、あのような腕になりたいものだとあこがれた。
しかし、あの見事な補綴は、たぶん6~7年から長くても10年で崩壊したのではないか?
僕の自分でやったスウィング干渉がある補綴は、そのあたりから怪しくなってきて、そのぐらいで崩壊した。

ナソロジーというのは欧米のやり方そのもので、精緻な理論と体系を持っているが、問題が起きるたびにルールを変えて他を押さえつけてきた。
それが可能だったのは、崩壊するまでのタイムラグがあるからだ。
5年以上経過するならば僕でも、なんとでも理由を付けて患者さんを説得できるし、ほかの歯医者をごまかすこともできる。
今やナソロジーは、目的だったはずの顎機能障害の治療を放棄して、歯科心身医学会の精神科医に「心因性インプラント不耐症」なる病名をねつ造させて、それを盾にしている。

さて、僕がスウィングキーパーDで採る顎位は、中心位なのだろうか?
位置は、確かに似ている。後方顎位でかつ後方回転だ。


ちょうど10年ほど前、往時のナソロジーの大家である岩田健男先生のセミナーが札幌で有った。
僕は当時、ナソロジーを信じていたわけでは無いが補綴の腕を上げたいと思って、大規模な補綴のテクニックを学びたくて受講した。
そのセミナーでは、それぞれの受講者が対になってドーソン法で中心位を採る実習をやった。
そして、それを半調節の咬合器に精密に付けて、模型の早期接触を診断して、そこを咬合調整する実習をやった。
7がひどく早期接触している。そこを削ると6が、そこを削ると5がという風に咬合調整して行って、出来上がったら上顎の7の咬頭は全部削ることになった。
つまり、下顎が後方回転した顎位が採れていて、上下の隙間を見たら奥ほど狭いのだから、誰でもそうなることが分かる。
それを、延々と削らされて、みんなぐったり。
終わった後、講師がこのように言った。
「皆さんどうでしたか?中心位は理想の顎位ですが、現実にはなかなかそれに合わせることが難しいことが分かったと思います。ですから、現在ではこのようなオーラルリハビリテーションはよほどのことがないとやりません。」
なんだ。何のための実習なんだ!
そして、理想ではない顎位で補綴せざるを得ないから、夜間の歯ぎしりの被害を防ぐ必要があると言って、何とかという下顎の前歯だけがフラットテーブルに咬んで奥歯がフリーになるスプリントを作る実習をした。
2日間で10万円。
お金を返して~

しかし、今考えるとあのセミナーは意味があった。
① 中心位というのは、無意味な顎位だ。(使えない理想の顎位というのは、定義が矛盾してないのか?)
② 全ての責任を歯ぎしりに擦り付けている。
③ もう、講師もナソロジーの体系を信じていない。

それが、よくわかった。
それにしても、これまで間違いを教えてすみませんでした。とも言わずに、高いお金を取ってナソロジーは役に立たないという講習を良く出来るものだ。

しかし、スウィングキーパーDの顎位は、確かに中心位と似ている。
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入れ歯とのくらし | コメント(0) | トラックバック(0) | 2015/01/23 00:00
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