FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | --/--/-- --:--

うわの空のスウィングキーパー総義歯学 序

なんとあつかましくも壮大なタイトルだろう。
これから、シリーズで総義歯学をやっていく。
なんせ、歯科講座と銘打っているのだから、ちょっと講義してみたくなった。

あごろべえ先生やらっぱの先生は、僕たちの会のメールで新しい発見などをリアルタイムで講義してくれている。
僕の場合は、さほど立派な発見もないけれど、

  徒然なるままに、日暮らしパソコンに向かいて、心に映りゆく由無し事をそこはかとなく打ち込めば、怪しうこそ物狂おしけれ  

てな具合で、脈絡なく駄文を書き連ねてきたが、少し頭の中を整理してみたくなった。

ここのところ、さもさもみたいにほらを吹いたが僕の総義歯は、保険診療で4回で入れてしまう義歯なので、一般診療でたっぷりとお金と時間をかけた、運慶・快慶の作のような大家の芸術作品とは比べようもない程度のものだ。
しかし、ほとんどの患者さんはそのようにして入れた総入れ歯で生活しているわけで、これこそが現実の歯科医療だ。
だから、少しは参考になることもあるのではないか?

ハウツウに過ぎないが、最初から順に講義していきたい。
まずは、僕が「スウィングキーパーD」を確信した最初の記念すべき総義歯をお見せする。
あの我らの立派な書籍の僕の章に、人工歯の配列状態の写真を載せている。
今から見ると、いまいちなところもあるが、まあ良く出来た。

           スウィングキーパーD

この記念すべき総入れ歯を入れたおばあさんは、ものすごいおしゃべりな患者さんで、待合室は常に独演会になる。
混んでいて、心ならずも患者さんを待たせている時には強い味方だ。
時計を見てイライラする患者さんがいなくなる。
ところが、この最初の「スウィングキーパーD」を入れたときは、とても困った。
待合室で、隣町までのバスを待つ間中、こんなことを大声でしゃべっている。

 納得がいかない。入れたばかりなのに落ちてくる。おしゃべりもできない。

と大音声でおしゃべりしている。うちの待合室と治療室との間にはドアが無いので、ガンガン聞こえる。
まあ、当然だ。治療室で、口を開けるたびに落ちていた。
ぶうぶう言っていたが、これを入れて寝て起きた時にはぴったりになっているから。と言って、納得しないままに渋々帰したのだ。
こんなことは、後にも先にもない。我ながら、よく言えたものだ。

翌日の待合室の独演会は、大絶賛になった。
ただ、残念なことに、昨日の聴衆は一人もいなかった。僕の被害をどうしてくれる!

でも、このような患者さんは、僕は大好きだ。手ごたえがある。
おばあさんだけれども、僕のタイプなのかも?
元々、女の本質は自主独立・自己本位と度胸だからね~ 猫みたいなもんだ。
軟弱な僕が縮みあがってしまうような、クマのような見るからに凶暴な強盗殺人犯にもちゃんと女がいて、一緒に逃避行をしたリすることがあるのは、とても不思議だ。
軟弱な男は縮み上がるけど、女は別だ。そよっとした風情でも、度胸はとぐろを巻いている。
飼い犬のような最近の日本の男(僕のこと)には、夜叉のような中国の女みたいな強い女が必要なのか?
ただし、あのおばあさんのような、明るい肯定的な女でなければいけない。鼻っ柱が強くて、明るい女。
漱石みたいな引きこもりはみんな、心をかき乱される、「どうにも困った女」に惹かれる運命なのだろう。

つい話が逸れた。
この、第一号のおばあさんは、たくさんのことを教えてくれた。
スポンサーサイト
入れ歯とのくらし | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/11/15 00:00
コメント

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。