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「日本構造医学会 大阪学術会議」の質問に対する回答

日曜日に、大阪の阪大中之島センターで開催された「日本構造医学会 大阪学術会議」で発表してきた。
4年ぶり2回目の発表で、会場の評判も良かったし、自分でも良くできたと満足している。
でも、質疑応答は、事前に回答に使うべくスライドを16枚も用意して臨んだのにボーっとしてしまったというか、ボケボケだったというか、全く使うことなく、あほらしいどぎまぎした回答に終始してしまった。
やはり、僕は人前に出ると呑まれてしまって、きちんと主張する能力が根本的に欠けているようだ。残念だ。
悔しいので、この場で本来なら言うはずの回答をしてみたい。

まず、最初の会場の歯科医からの質問。
情けないことに、質問さえハッキリ覚えていない。よほどあがっていたのだろう。

総義歯の咬合採得を、どのようにしているのか?生理重力下顎位(頭のバランスが取れて真っ直ぐになる下顎位)にどのように誘導するのか?という質問じゃなかったかと思う。
よく覚えていないが、どんなばかばかしい回答をしたかは覚えているので、きっと、そんな質問じゃなかっただろうか?

まず最初に、入れ歯というのは、かみ合わせが合っていないと痛くて入れてられないから、痛くなく咬めるように調整すれば何とか合うので、最終的には生理重力下顎位に近似したある程度生理的な下顎位になる。
だから、他の補綴(冠やインプラント)や矯正治療に比べて、体に優しいというようなことをしどろもどろにしゃべって、あ!これは関係なかったと思って、途中から話を替えた。

しかし、前提を話すのを忘れてしまった。発表のスライドにはさりげなく書いてあるが、ほとんどの人は見逃すはずだ。
咬合高径(かみ合わせの高さ)を変えないときには、前咬みだけを注意すれば(つい患者さんは一生懸命になってパン食い競争のように前歯で咬もうとするから)、ただそっと咬ませるだけで、何のことなく簡単に痛くなくよく咬める顎位を採ることが出来る。
ただし、それが体に良い顎位かどうかは定かではない。
前に入れていた総義歯の高さが減っていて、クシャっとしたおばあさん顔のままの高さで新しい入れ歯を入れ直したならば簡単に、痛くなくよく咬めて、おばあさん顔は歳のせいだと思い込んでいる患者さんには褒められるが、首と肩のこりはちっともよくならない。
咬めるだけで、おばあさん顔の体に良くない総義歯が出来てしまう。

それじゃあいけないと、高さを上げようとすると痛くて咬めない総義歯が出来上がる。
この問題を、総義歯の大家の先生たちは、全く解決できていない。
なぜなら、彼らは治療用義歯を1個余計に作ったり、患者さんが今使っている入れ歯をごちゃごちゃ改造したりして、いったんちょうど良さそうな高さで痛くない入れ歯にしてから、新しくもう一個作ることを勧めているからだ。
手間暇かけて、患者さんにたっぷり通わせて、2個分のお金をもらう。ただ下手なせいじゃないのか?
もう一個作るのは、ごちゃごちゃやって汚らしい入れ歯にしかならないからだ。

柔らかい材料を入れ歯の内面に入れて粘膜を調整して、合っていなかった前の入れ歯で粘膜が変形して痛んだ状態を治してから型を採らなくてはいけないと言うが、ホントかね?
てんでかみ合わせが合ってなくても、何とか使えるようにするためなことは明らかだ。
なぜなら、顎堤粘膜というものは、パスカルの原理で形を変えるから、終いに入れ歯の内面の形になってしまうのだ。
だから、かみ合わせのバランスが取れていれば、その入れ歯の内面の形で粘膜の形は安定する。
新陳代謝で、粘膜もその内面の組織も新しくなるわけだから、そのままの形で健全な顎堤になるわけだ。
まあ、粘膜調整が全く意味がないということは無くて、その方が望ましいことは確かだが、その望ましさはそれほどでもないレベルだと思う。

一発で、若々しい顔で、首や肩がこらない、よく咬める総入れ歯を作ることが出来る。
僕は、それがほぼ確実に出来るようになった。
歯医者になって35年が過ぎてからようやくだけれども、総義歯の権威と言われている人たちにも出来ないことだ。
えへん!
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入れ歯とのくらし | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/10/24 00:00
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