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どうして負けたのだろう~

僕は将棋が好きだが、将棋を指していてとても不思議なことがある。
それは、長考して指した手が悪手なことがあるが、指した瞬間に気が付くのだ。
30分も考えて差した手が、駒から指が離れた瞬間に悪手だと気が付く。
実に不思議なことだが、僕だけではなくてプロも同じことを言う。
この前書いた記事だが、アップした瞬間に悪手だと感じた。
まるで評論家みたいな書き方をしたが、アップしたとたんに僕の気持ちと違うと気が付いた。

最近中韓が歴史問題をああだこうだ言って、僕はMSN産経ニュースを見ているので、それらの記事がどうしても目に入る。
全体的にそのような記事が増えてきて、明らかに盛り上がってきている。
それで、ついあんなことを考えたりするのだが、悪手を指したとたんに思い出した。

僕は昭和25年生まれだが、小学校の低学年の頃「少年」という雑誌を取っていた。
そのころは「マガジン」とか「サンデー」のような週刊誌は無くて、月刊誌だった。
その巻頭には必ず見開きのグラビアがあって、小松崎茂の戦艦大和や空母赤城などの迫力ある軍艦が4~5ページにわたって乗っていた。
数年して、週刊誌が出てきたが、ゼロ戦とグラマンの性能の比較とか、紫電改とか隼とか、戦闘機の雄姿がたくさん載っていた。
それによると、どう考えても、日本の戦闘機の性能の方が数段すぐれているのだ。パイロットの操縦技術も士気も優っている。
マンガも、「紫電改の鷹」とかいろいろとあった。
映画も、夏になると海戦映画が怪談と双璧をなしていた。
あの頃は、反戦平和なんて雰囲気は全くなくて、日本の軍艦や戦闘機の雄姿に満ちていた。
本の付録とかおまけつきキャラメルにも、ゼロ戦とか隼とかグラマンとかの小さなプラスチックのおもちゃが入っていて、それを持って空中戦をやって遊んだ。
でも、必ず最後にこう思う。

 なぜ負けたんだろう~あの時にこうすれば勝っていたはずなのに。

それは、僕だけじゃなくて、あの頃は日本中がそんな気持ちだったのではないか?
プロレスが大ブームで、大人は、ずるがしこい外人レスラーの凶器攻撃に何とか耐えて力道山が空手チョップで最後に勝つのを熱狂して見ていた。
明らかに見え見えのやらせなんだけれど、そんなことはどうでもいいのだ。
僕は、プラモデルを作るのが大好きで、父母も僕に歯医者を継がせたいと思っていたから、手先が器用になると思ったのだろう。たくさん買ってくれた。
でも、戦艦大和の両手を広げるぐらいのプラモデルは、ほいと買ってくれたが、今にして思うと、スポーツカーのプラモデルは小さくて安かったが、なかなか買ってくれなかった。
韓国の馬鹿ではないか?と感じるあの中傷も同じような気分じゃないのだろうか?
慰安婦が嘘でも関係無い。併合された歴史がただ悔しいのだ。民族の集合無意識のなせる業でしょう。

西尾幹二の「GHQ焚書図書開封」というUチューブを数年前に発見してよく見る。
GHQが戦前・戦中の図書を秦の始皇帝ばりに大量に焚書にしたという。そんなこと、全く知らなかった。
それを、一冊ずつ開封して解説していく番組。
戦前・戦中の日本が、いかに世界をリアリティを持って観察して議論していたかに驚かされる。
たぶん、日本中が外交交渉に一喜一憂していた。それほど、世界情勢に敏感に反応して、国防が愁眉の急だった。
まあ、それはそうとして西尾幹二が今でも、日本がなぜ負けたのか?ホントは勝っていたはずだ!と大真面目に口惜しがっているのが伝わってくる。
え!この大文学者が、ほんとにそう考えているんだ~それは、驚きだった。
僕より15歳年上だ。戦争が終わった時に10歳ぐらいだったはず。
小学校4年ぐらいの少年だから、それは口惜しさで一杯だったろう。
マンガ家のデビューは早いから、あの頃、戦艦のグラビアや、ゼロ戦のマンガを描いていたのは、たぶん西尾先生と同世代だったのではないかと思う。
今思えば彼らはその時子供で、あこがれていた戦闘機や戦艦に乗ることも無く、日本が負けてしまった口惜しさで一杯だったのだろう。と思う。

GHQが去った解放感によって揺り戻された世相だったのだろうか?
ビートルズが出てくる少し前ぐらいから、戦記もののマンガや映画は無くなった。
勝ったならいざ知らず、負けた戦争を題材にするわけだから、行き詰ってきたからだろう。
マンガの書き手も、戦後の教育を受けた世代に代わって、反戦平和じゃワクワクしないから仮面ライダーとかの架空のシチュエーションに代わって行ったのじゃないか?

最近の世相が、僕の子供のころに似てきているのを感じる。
とても心地がよい。

 今度こそは負けないぞ~

そんな気分だ。
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あれやこれや | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/08/23 00:00
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