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100回通った患者さん 続き

あごろべえ先生のフォローアップセミナーで中断していた100回通った患者さんの話。

なぜそんなことになったかと言うと、僕が治療でミスしたからだ。

この患者さんは、頭痛、腰痛、肩こり、背中が痛い、あごがだるい、頭ぐあいが悪くなる。と、症状が切迫していた。
その引き金になったのは、奥歯の冠やブリッジの治療の後。
そのうえ、上下の歯の位置がずれていて、前歯全部と右の小臼歯まで開咬になっている。
ということは、ちょっとどこかの干渉を取り除けばいいぐらいの程度ではない。
咬んでいる所が元々少ないから、治療であごの位置そのものがずれやすくて、実際に少しずれたわけで、冠やブリッジをやり直す必要がある。

あごの位置を是正する装置を入れて、4~5カ月すると、患者さんは上機嫌だった。
何人か患者さんを紹介してくれた。
所が、奥歯全体をやり直そうとして型を採って作ってみたら、カタカタして入らない!
どう調べても型が曲がって採れたとしか思えない。
何年かに一度あるかないかの失敗が全顎治療で起きてしまった。

あ~ それからは、とりあえずそこを作り直したが、症状は元の黙阿弥。
いろいろやった挙句、最初からやり直すことにした。
それらで、ゆうに半年が経過した。

その後は、患者さんは歴戦のつわものに生まれ変わっていた。
一度パーフェクトを味わっているだけに、触診してOKだろうと思っても、納得してくれることは無い。
それで、また1年。

やっと、冠とブリッジをやり直した。
頭痛も、肩こりも、腰痛も無い。
しかし、左で咬むと頭具合が悪くなる!
どのような具合かを尋ねても、とにかく頭具合が悪くなる。としか表現できないようだ。

ほとんどの症状を取り除いたわけで、そのぐらいいいじゃない!と言いたいところだが、あのときは完璧だった!と言われると、はい。仰せのとおりで。という感じでズルズルと退却。
しかし、もう一度作り直す勇気も無いし、患者さんもそこは保険をかけた感じで、なんとか調整してほしいという。
1ヶ月に一度来てもらって、細かく様子を聞いて、そよっとビビりながら調整を繰り返したり、装置を入れたり。
初診から3~4年が経過して、もうこのぐらいにしようよ。ということになった。
僕は、失敗してどっと症状が出ることが怖くて仕方がない。
患者さんも、まあ、最初から考えたら十分我慢出来る。ということに気がついた。
そうして、終わりにしたのが5年前だった。

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スウィング | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/06/16 00:00
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