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舌痛症の原因(メカニズム)と治療 現在の定説?

「踊る歯科心身症ネット」によれば、このようだ。

舌痛症の原因は未だ十分に解明されていません。
以前は「心因性」の痛みではないかと考えられていましたが、近年では「神経痛」に近い病気で、口腔の痛みの感覚神経が「回線の混線」を起こしていると考えられるのです。
痛みの神経回路が勝手にバチバチと電気信号を発している状態が起こっていると考えています。
このような痛みは中枢神経系のかなり上位、すなわち脳自体にある体性知覚回路を通る電気信号の流れが変化することによって引き起こされるのではないかと考えられています。
舌痛症や幻肢痛の痛みは抗うつ薬によって軽減あるいは消失することが臨床的な研究によって証明されています。
抗うつ薬は、その作用機序として脳内のセロトニン神経やノルアドレナリン神経の情報伝達を促進させます。
これらの神経系への作用が「回路の混線」を正常化させていると考えられます。
抗うつ薬を服用すると、早ければ4-5日目から、遅くても1週間から10日くらいで舌の痛みが緩和していきます。
理想的に治療が進展していけば、3-4週間後には痛みは7割方改善していきます。
効果が十分得られたらそのまま数ヶ月は薬を続けて再発・再燃を防ぎます。
半年から1年くらいは続けた方がよい場合が多いようです。
しかしながら、抗うつ薬の鎮痛効果には個人差があります。
その患者さんごとに脳内で起こっている「回路の混線状態」が微妙に異なるようで, 残念ながら「この薬で全員が治る」というところまでは治療法が確立されていません。

舌が燃える、口全体が爆発する。などという症状があるのだから、この病因説は納得できるものです。
脳自体にある回路の混線?
それじゃあ、僕の患者さんはどうして治ったんだろう?
やはり、舌痛症もどきだった?
同じような症状でも、原因が何種類かあるのでしょうね。

しかし、この説の弱いところは「中枢性の回線の混線」がなぜ舌や口腔に集中するのかが不明なことだ。
幻肢痛ならば、肢を無くしたという傷害の痛みの記憶がある。
それと並べるなら幻歯痛というものが考えられるが、総義歯患者に幻歯痛など起きたことが無い。
ただ、歯が痛くなったときに以前痛んだ歯が痛く感じるという錯覚はある。
舌痛症にも、なにか引き金となるものが舌に無ければ、いきなり雷に打たれたように舌の痛みが起きるなんてことがあるだろうか?

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舌にまつわる問題 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2014/01/12 00:00
コメント
phantom tooth pain
昔々まだ口外の医局員だった頃、英論文を翻訳し紹介する唱読会の担当が回ってきたとき、phantom pain のtooth版 のような論文を手掛けました。幻肢痛とは切断された神経束の断端から異常興奮(発火)が生じ、脳はあたかもその先に足があるかのような錯覚を起こす。似たような現象が歯にもあり、抜歯した欠損部なのに(歯肉)、「そこの歯が痛い」と訴えるものだそうです。

しかし、同様の患者さんを昨年経験しました。左下6の欠損部(歯肉)を指し「ここの歯が痛い」と訴える方。スウィング診断してみると左下5がスウィング干渉。咬合調整(SW-RS)すると「痛くなくなった」と。隣在歯のスウィング干渉が欠損部位の痛みとして誤認識されていました。

似たような現象は智歯8の症状です。隣接歯7のスウィング干渉により8に症状が出ます。それを「智歯周囲炎」と言います。

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