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とは言うものの

齢を取ってから、新しいことを始めることはいいことだ。
と言うより、新しいことを始めないとマンネリ化してしまって、ダメだ。
患者さんは、そんなことを聞くと不安になるだろうが、医者も歯医者も最初はみんな素人。
必ず新しいことをしなければいけない。最初から名人なんていない。
そうなんだけれど、新しいことをするということは、失敗するということでもある。
インプラントの失敗は、とても堪える。

幸い事故は無いが、やはり統計と同じぐらいはインプラントにトラブルが起きた。
上部構造の冠が欠けたり、周囲の骨が減ったり、抜けてきたものもある。
ショックだ!どこがいけなかったのか?と焦って原因を探す。
泥縄で考えるが、前に言ったように、よく解らないものも多い。
やっぱりインプラントなんてよせばよかった。とか、陰鬱な気分になる。


まてよ?
詰めた歯が虫歯になったり取れたり、冠を入れた歯が折れたり、歯周病が進んで抜くなんてのは日常茶飯事だ。
少しはがっかりするが、そんなもんだと思っているというか、仕方が無い。そんなところだ。
慣れてるからかな~

人生が思い通りにいかないように、口の中も思い通りにはいかないのは当たり前で、30年以上歯医者をやっていれば、ほぼ悟りに近い心境になっている。
むし歯になって治療したということは、またむし歯になっても当たり前だし、修理したものには耐用年数がある。
歯周病になったということは、素因があるわけだし、生活習慣を改めるのは大変だ。
諸行無常。そんなもんでしょう。

お医者さんだってそう考えているはずだ。
多少時間を稼ぐぐらいのことしか出来ない。
生活習慣病は、人格が変わらない限り根治は難しいでしょう。

むし歯も歯周病も生活習慣病だからね。
何十年もかけて日本人の生活習慣が改善されてきて、むし歯が減ってきた。
所詮そんなもんで、治療で出来ることは時間を稼ぐことでしかないとも云える。
しかし、残りの人生が30年だとして、30年持てば完治したようなもんだし・・・
そこまで持たなくても、取れたら詰め直して、抜けたら入れ歯を入れて時間を稼げば同じことだ。
そういうことなんです。


ホントは、インプラントもそういうことなのでしょう。
でも、インプラントに関しては、そうはやすやすと達観できない。
わざわざ手術までして、そこに埋め込んだのだから。
無常観とは対極にある、絶対に錆びないチタンのピカピカにパーマネントなもの。
どこか、自然を征服するような、サイボーグ的な、アンチエイジング的なもの。
そんなイメージが心のどこかにあるのではないか?
アメリカ人や韓国人なら問題ないが、なにか日本人の身体観、健康観と合わないような。
それが、トラブルを境に、お岩さんの戸板返しのように、術者と患者さんの時空を歪ませる。
インプラントは、常に怪談に変わる要素を持っているような?

 うらめしや~ ヒュ~ ドロドロ

インプラントのトラブルの時、そこに現れるのは、術者と患者さんの真景に他ならない。
伊右衛門になってしまったらたまらないな~

ある程度の間、健康で快適な時間を稼いでくれた。と考えるか?
騙された。被害にあった。と考えるか?

更に、私の健康を返して~状態になったら、地獄だろうね。
くうにゃんは、全て自分の歯で、アゴは切ったが矯正しただけだから。
きれいになったという満足感はあるし。
でも、もしもインプラントの後だったとしたら?
全て、そこに神経も意識も集中してしまうだろう。

 狂いそうなほど、うらめしい~ ?

お岩と伊右衛門状態には、なりたくないね~
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入れ歯とのくらし | コメント(0) | トラックバック(0) | 2012/09/01 00:51
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