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昔の歯医者の思い出

子供の頃の思い出を書きます。
うちは母が歯科医で、父が技工士で、助手が一人。

僕が小中学校のころ、昭和30年代は日本中の歯医者がそんな業態だったように思う。
せいぜい受付と助手が一人ずついるぐらいで、ほとんどの仕事を歯科医が独りでしていた。
技工所というものが有ったのか無かったのか、ほとんどの歯医者に一人技工士が勤めていた。

母が開業したころはまだそんなに忙しくは無かったようだが、30年代の半ばに国民皆保険になって日本中の歯医者が患者さんの山で爆発状態になった。
父は昼間は母を手伝っていたりしたので、時間が足りなくて朝の3時~5時まで技工をしていた。
毎日3~4時間しか寝ていなかったようだ。

入れ歯はピンクのプラスチックの部分を加熱して固めて作るのだが、僕が夜中に目が覚めるとその入れ歯を鍋で加熱するお湯の音がブクブクといつも聞こえていた。
僕は後を継いで歯医者になることがもう決まっているような雰囲気だった。
歯医者と技工士の違いもわからなかった子供の僕は夜中に聞こえる入れ歯を煮る音がとても憂鬱だった。

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昔の歯医者の思い出 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2010/11/04 12:13
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