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医者は足りない 歯医者は余っている

いまは大学入試の終盤かな?
歯学部の人気がひどいことになっている。
去年は、私立の歯科大学はほとんど定員割れ。
誰でも入れたのではないか?
今年はどうだろう。ずいぶん学費を値下げしたからね。
定員割れで、その上何割も値下げしてもやっていけるなら、以前はどうだったの?
安くなったからといって、僕にはもう入れる子どもはいないし。以前払った学費を返してほしいぐらいだ。

薬学部の方が数段難しい。
医学部なんてとんでもない。

全ては、将来儲かるかどうかの予想で決まる。
現世利益。来世などは怪しい。
親や周囲は、老婆心で過去から現在までにより確実だったことを善意から押し付ける。
ただ自分が安心したいだけなのかもしれない。
子どもは、よく分からないからそんなものかな~と思って従う。
子どもにとって、将来儲かって自分が楽を出来るなどということは、くそ食らえだ。
ただ親の期待に応えようという、純粋な気持ちだ。
もしくは、自分の道を見つけたか。
結局、老婆心には大儀は無いということが分かった時には、もう方向が決まってしまっている。
そこから、やり直すことが出来る人なら、親の意見に素直にしたがったりはしない。
結局、子どもを惑わせるだけだったのかもしれない。


未来のことが判る人はいないから、今の景気がそのまま表れている。
昔は、歯医者は儲かると思われていた。
確かにそうだったかもしれないけれど、それは虫歯の洪水の災害の真っただ中だったから。
長時間労働の代償。
国民健康保険が始まった時に、ちょうど洪水と重なった。
だから、世界的に最低レベルの診療報酬でも儲かっていた。
いま洪水が収まって、世界中見渡しても日本は不合理だと訴えても、それじゃ昔儲かっていたのはなんだったの?と言われると、ぐうの音も出ない。

若いころは、押し寄せる患者さんを必死で捌いた。
1日12時間近く休みなしで診療した。昼ごはんは、3時ごろうどんをすすった。
診療が終わって夕食後は、カルテを書いている余裕が無かったから、思い出してカルテの整備。
その後、入れ歯の歯を並べる技工を1時間ほど。
田舎だったから、まだ洪水が残っていた。都会では収まりつつあった。
僕の前の世代の歯医者は、もっとひどい戦場にいた。それは、親を見ているから分かる。
その頃の診療内容を問われたら、なんと言ったらよいのか?
ほとんど覚えていない。
災害復旧現場に居たとしか言えない。
役には立ったとは思うけれど。

洪水が収まって、余裕が出来るにつれて上手くなってくる。
セミナーに行く時間が出来るし、勉強したり、考える余裕が出てきたから。
日本の歯医者は、かなり珍しい体験をしてきたと思う。
勉強して、経験を積んで、上手くなるにつれて患者さんが減ってきて暇になる。


今、お医者さんは、昔の歯医者のような患者さんの洪水。
僕の、仕方が無かったそれなりの治療は、たぶん今時の言い方をすれば「ただちに影響はありません」
しかし、お医者さんの治療は、ただちに目の前で死ぬかもしれない。
恐ろしいことだ。エビデンスという頼みの綱にすがるしかないのではないか?

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あれやこれや | コメント(0) | トラックバック(0) | 2013/02/16 00:00
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