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無縫冠は、なんて素晴らしかったんだろう~ 続き

金冠講座 これでおしまい。

でも何故こんな逆転現象が起きたのだろう?いい加減に見えたもののほうがよかったなんて。
たぶん、無縫冠の生理性は偶然だから誰も気が付いていなくて、欠点は解りやすかった。
その欠点を直そうとして生理性を失ってしまった結果、比較にならない精度が必要になった。
そのことが、感覚的に解らなかったのだろう。

僕の叔父さんの還暦を迎えた金冠のように、冠をかぶせてそんなに問題は起きなかったのだ。
精度が低くても、生理的だったから包容力があった。
当時はその程度の精度で問題が無いので、そんなものだと思っていたのだ。
今から振り返ると昔の治療は手抜きが横行していたように思えるが、当時の鋳造冠も無縫冠の精度と比べたら、それでも比較にならないほど高精度だったのだから、そんな感覚は無かったはずなのだ。
試行錯誤して、鋳造冠には高い精度が要求されるということを学んで、歯科の精度は底上げされてきたと云える。

歴史的には、縫製冠というのがあって、より高級な嚼面充実冠とか、嚼面鋳造冠というものがあったが、それより手抜きの無縫冠の方が生理的だった。高度になるほど生理性を失っていく。
現代医学に共通する皮肉な現象だよね。


ただ懐かしんで、昔は良かったと言いたいのじゃない。僕は反対側にいたのだから。
ちょうど移行期に立ち会って、自分なりに総括しておきたかった。

でも、やっぱり今は白くなくちゃだめだよね。

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昔の歯医者の思い出 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2010/11/18 00:01
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