FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | --/--/-- --:--

歯科の課題

医者は、たとえ自分がどう思おうと決められたことにしたがって治療しなくてはいけない。
自分の思いつきではなくて、決められた治療法(エビデンス)を行なえということだ。
制度で定められた公的な資格で治療するからにはそうでなくてはいけない。
だから、合意の下で行なうプラスアルファとして、統合歯科医療が必要なのだ。
定められた治療法に従い、その不足しているところを補完するものとして。

統合歯科医療の必要性・根拠はそのようなことだ。
科学的証拠を示すことに従わなければ、国家資格での医療は出来ない。
しかしそれでは、相当のタイムラグがあるかもしれないけれど。
例え、その定められたことがどれほど遅れていても、それに反すれば国によって処分される。
そのような制度があるからこそ、効率が悪くても少しは患者さんは安心していられる。
つまり、それがお互いに身を守るということだ。


制度的な問題を言った。
もう一つ、その必要性・根拠がある。
それは、そもそも歯医者の腕は代替・補完医療のものだということだ。
マッサージや、整体、カイロ、鍼灸などと共通している。
上手な治療とは、歯を上手く修理することではなくて、その構造を整えること。
その腕というものは、外科医の腕とは全く違う。
最近は、腕の良い外科医は「神の手」などと言われてもいるが、正確に手術する技術を持っているということに過ぎないとも云える。
つまり、手術が上手なだけだ。上手く手術すれば、生体の治癒能力が働いて自然に治る。

歯医者のエビデンスというものは、身も蓋もない言い方をすれば歯の修理法。
でも、神の手の外科医もただ修理しているだけだ。たいして変わりはない。

例えば、総入れ歯を入れる時を想定してみよう。
補綴診断料。つまり総入れ歯を入れるときの診断料。それが70点。つまり、700円。
それは、何も診断していない。だから、形式的に少しだけあげるということだ。
要するに、ただ修理しているだけで、診断にあたるようなことはしていない。そう思われているのだ。
診断と言っても歯が1本も無いということぐらいしかないんじゃないか。
見れば分かる。だから、ラーメン1杯ぐらいの値段。

しかし、入れ歯のかみ合わせの高さ一つとっても総入れ歯は歯が1本も無いのだから、開いた口がふさがらないようなとても高過ぎる入れ歯にもなるし、くしゃっとした低い入れ歯にもなる。
高すぎる入れ歯は苦しくて入れていることが難しい。過ぎたるは及ばざるがごとし。
反対に、低い入れ歯は見た目は多少悪いけれど、患者さんが慣れることが易しいいし、良く噛める。
それは、あごの骨は径時的に減っていくので、入れ歯を作りなおすときにはほとんど低すぎる状態にあるから。
だから、多少低めに入れたほうが患者さんが慣れやすいから安全だという考えがある。
これは歯科医学的には間違っているけれども、そうしたい誘惑にかられる。
なぜなら、慣れてくれて、入れてくれなくては意味が無い。
食べること、お話しすること、見た目。
これ以外のことにエビデンスが無いのだから、それが悪いこととは思われない。
安全第一。もっともでしょう。高すぎたらとんでもないのだから。

しかし、低すぎる入れ歯を入れられたならば、首がこって苦しい。頭痛がして、だんだん背中が丸まり、腰が曲がる。膝も痛む。
首がこると、血圧も上がるかもしれないし脳溢血や脳梗塞にもなりやすいだろう。気分が鬱々としてくる。
総入れ歯の人がアルツハイマーになる確率が高いという統計がある。低い入れ歯と関係があるのではないか?
このようなことは、代替医療的な診査法(体の筋の触診)で調べない限り決して分からない。
しかし、そんなエビデンスは無い。そこは診査したことが無いのだから。だから、統合歯科医療が必要なのだ。

それでは、そのように診査していない歯医者はだめなのかというと、そうではない。
通常の治療においては、歯科医学的に完璧な治療をすれば、そんな診査は必要ない。
上手ければ問題ないのだ。

しかし、その意味を知らなければつい妥協してしまう。
患者さんが納得し、感謝さえしてくれるのだから。
それに、ほんのわずかミスっているぐらいなら、気が付くのは大変な実力が無ければ分からない。
わずかなことでも重大な結果を招いているかもしれない。
だから、多くの検証法を持つことが必要だ。
エビデンスの中に無いから、必要が無いわけでは決してない。
本当の歯医者の腕は上手に修理することなどではないからだ。



あごろべえ先生がいつも強調するように、歯医者は自分の行為の重大性を知らなければいけない。
これが、これからの歯科の課題であって、それを誠実に行えばおのずから歯科の未来は開けてくるはずだ。





スポンサーサイト
エビデンス | コメント(3) | トラックバック(0) | 2011/10/23 00:00
コメント
No title
歯だけ見ててもわからない 
歯とアゴと重心→全身症状の関係
歯の治療って恐ろしい・・・

採算割れを押し付けられた薄利多売の量的保険治療
(100円歯科治療)の結果、生涯にわたる直立重心不良
(全身の慢性症状・疾患の共通事項) を引き起こす!

まるで“トンチンカン”な現代の保険医療
人も金も不足するのは当たり前。全てが結果対応だから。
はじめの一歩の歯科治療。何も知らずにどんどん削る・・・
(量的保険治療) 知ってる人は両手ほど?(全国で)
No title
僕は某私立歯科大学の6年生です。今は資格をとるために(エビデンスを学ぶため)がんばっていますが、資格を取ったら先生のようにプラスアルファの考えられる歯科医になりたいです。勉強させていただいてます。いきなりの投稿失礼しました。
No title
こんばんは、夕焼け院長様
私は、歯根破折した歯(左下7番)を一度抜き、接着して再植の治療(保険外治療)を受ける為遠方まで通っていました、その医院は予約した時間より30分遅れはざらで、診察室に入っても、診察台に計4人の患者さんを、先生1人が渡り歩いてちゃちゃ~っと削ったり、歯科衛生士さんに色々指示したりして、診察室に入って出るまで1時間もかかる事も、実質の治療は5~10分ほどでした。利益を上げる為?無理矢理患者さん詰め込んでも、結局余裕が無く時間がかかりだれも満足しないし、先生も疲労の為かイライラして、治療も荒かったです、歯を削るとお水が顔に飛び散ってました。で、そこでの治療の後、肩凝り、頚凝り、腰痛になり、治療途中で転院しました。
私は関西在住ですが、歯科医院は乱立してます。『知ってる人は両手ほど?(全国で)』の先生はいらっしゃるかな~

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。