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実証的な義歯臨床

1 自分が入れた入れ歯の患者さんが来たら、まず肩と首を触診する。

2 こっていなければ、入れ歯は合っている。
   →かみ合わせを診査して運動を調整し、次回定期診査期日を決める。

3 こっていたら、適合検査材を入れて触診する。

4 それでこりが取れたら、リベース(入れ歯の裏打ち)する。1日で終わり。1年後に定期診査に来てもらう。

5 こりが取れなければ、作り直す。

6 必ず就寝時に入れてもらう。


これが、僕の義歯の臨床だ。
多少のこりが残るのは已むを得ないのかな~。そんなに完璧にはいかない。
当たり前だ。ほんのわずかなかみ合わせの問題も肩や首は拾うのだから。
義歯でそんな完璧なことは出来ない。
それに、すでに器質的な障害になっていることもある。それなら、簡単ではない。
大切なのは、常に入れているように指導すること。
そして、顎堤が減って不適合になるのだから、定期診査で維持管理すること。
それを患者さんに理解してもらうためには、肩と首の触診をしてそれを確認してもらうのは欠かせない。
体で覚えてもらう。

歯が全部あっても顎がずれていてこってるんだから、そんなにうまくいくのかとか思うでしょう。

歯が無くなれば無くなるほど、やじろべえがうまく働いて簡単に合うのです。

それに驚いたことに、このように維持管理を繰り返していくと、しだいに入れ歯の合っている期間が長くなってくる。
そして、姿勢もより良くなってくる。
患者さんは老化してくるはずなのに。
人工歯がちょうどよく減って合ってくるからなのだろうか。
体の平衡が保てるので骨代謝が良くなって顎堤の委縮が遅くなるのかもしれない。
宇宙飛行士の話を聞けばそのように思えてくる。
骨は重力が働かなくては、どんどん減ってくるようだ。
重力に逆らって直立することが、健康の秘訣だ。
そのためには、下あごのやじろべえが機能することが大事だ。


入れ歯を合わせて維持管理している。
体を治療しているわけではない。
原因が顎口腔平衡機能の失調だけなら体の症状も取れるだろう。
器質的な障害になっているならそれだけでは難しいかもしれない。
しかし、長く維持管理しているとずいぶんましになるようだ。

それぞれの科でそれぞれの役割がある。整形外科に口腔機能の問題を尻拭いしてもらっている。
歯科がまだ本来の役割を果たしていないのだろう。
しかし、それは仕方がない。つい最近まで、むし歯の洪水状態で、修復でやっとだったのだから。
これから変わる。
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入れ歯とのくらし | コメント(1) | トラックバック(0) | 2011/10/13 00:00
コメント
「事実を見つめる勇気」
武田邦彦氏のブログよりご紹介

19世紀、チャールズ・ダーウィンが進化論を提案したところ、社会から猛烈な反撃を受けました。ダーウィンが進化論を提唱する前は「人間は神に似せて作られた」とされていましたので、それを突然「サルから進化した」と言われたので、一、これまで知っていた知識と違う、二、自分がサルの子孫などと思いたくない、という強力な理由があったからです。

一番目の理由は、人間の頭脳は自分の頭の中に入っているものを使って判断するので、進化論の前に聖書から教わったものを「正しい」と考えるからです。第二番目の理由は「イヤだから事実を正面から見ることができない」という別の人間の特徴からのものです。


反撃に手を焼いたダーウィンは「勇気を持てば真実が見える」と言っています。この言葉を逆に表現すれば「真実を見るには勇気がいる」と言えます。
 身を守ることも、正しい判断をすることも勇気を持って真正面から事実を見るしかないのです。ここに人間の心の弱さと厳しい事実との関係があります。

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