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入れ歯は入れて寝るべきだ

代替・補完医療の診査法を取り入れた新しい統合歯科医療が求められている。
しかし、それは簡単にはマスター出来ない。これまで、大学等で教えられていないのだから。
だからといって、患者さんを実験台にするのはとんでもないことである。ではどうしたら良いのだろうか?

義歯の臨床こそが、その感覚を養う格好のトレーニングになる。

ただ義歯を着脱して肩と首を触診するだけで、咬合の影響ははっきりとわかるのだ。
義歯を入れて触診して肩や首がこっているときは、義歯が合っていない。リベースや新製すべきである。
低いクシャッとした総入れ歯の患者さんは、首がひどくこっている。片側遊離端欠損の義歯不使用患者は肩がこっていて腰が痛い。
例外なく、全ての患者さんに当てはまる。

人体実験の要素は全くないし、患者さんの望まない余計な治療を押し付けるわけでもない。
何故なら、入れ歯をきちっと合わせるための診査であって、肩こりや腰痛を治療するのが目的なわけじゃない。
入れ歯を外していたり、合っていない状態で暮らしているから、そうなるだけだからだ。

顎口腔平衡機能失調症

それが、入れ歯を正しく入れて治った肩こりや腰痛などの症状の原因症候名と云える。
国士無双の先生が命名してくれた顎口腔機能失調症に、最近あごろべえ先生が平衡を付け加えてくれた。
以前、検討はしたが範囲を広くした。平衡を付けたほうが正確だ。

入れ歯は常に入れているべきである。
就寝時に外すのはよくない。


いろいろな症状を引き起こしやすい。
就寝時に入れ歯を入れることにより、起き掛けの頭痛、五十肩、背中やひじの痛み、手の痺れ、腰痛、不眠等が改善、解消することが多いのである。

私も以前は入れ歯を外して寝ることを指導していた。
私の指導を守って入れ歯を外していた患者さんに、入れて寝ることを指導した結果、患者さんが報告してくれたのが上記の症状の消失、緩和である。
わずかの比率で改善するのではない。何も変化が無いという患者さんがほとんどいない。必ず体の症状が大きく改善している。

では、なぜ今まで誰も気が付かなかったのか?
専門家である歯科医が、全く診査しなかったから。
専門家が調べもしないことを素人の患者さんが例え気が付いたとしても、気のせいだと思ってしまう。


これらの症状の改善の報告はすぐに違いが分かる主に整形外科的症状が主体であるが、あごろべえ先生の病因論を考えると、その影響は計り知れないのではないか?
就寝時に入れ歯を入れることが常識になるならば、そして入れ歯患者が人間ドックのように毎年入れ歯検診を受けるようになるならば、医療費はかなり削減するはずだ。

歯科医師会は、義歯も含めた8020運動を展開すべきだ、
そして、調査が容易な義歯と全身症状の関連から、咬合と全身の問題に切り込んでいくべきである。
疾病構造が変わった現在において、そこを避けて通ることは社会的な責任を果たしているとは言えないし、歯科の繁栄も無い。


義歯の調査とそのキャンペーンを行って、その結果から世論を作って子どもの矯正治療の保険導入に進むべきだと思う。
子どもの成長期に限定するならば、歯列不正・不正咬合が疾患かどうかという問題は、正しい成長に導くためという理由でクリアすることが出来るはずである。

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入れ歯とのくらし | コメント(2) | トラックバック(0) | 2011/09/27 00:00
コメント
No title
こんにちは、夕焼け院長様
どこの病院にいっても原因が解らない、不定愁訴って言われる事が大半で、歯が原因だなん気がつかない、信じない人が多いです。ほんとに統合歯科医療を早く望みます。痴呆や膝痛、腰痛、歩行困難なお年寄りが減れば、介護費用、医療費が減ります。歯は人生と命に関わります。
勉強になります!
夕焼け先生
いつも矯正の勉強会でお世話になっております。
今日は時間があったので先生のブログをじっくり読ませていただきました。もう2年も続けているんですね。
臨床の話がとても参考になります。あごろべえ先生の本も読んでみようと思いました。
これからもよろしくお願いします。


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