FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | --/--/-- --:--

鋳造冠はよくなかったね。

鋳造冠が無縫冠より優れているというのは、ただの机上の空論であった。
ガンダムの超合金のように強そうに見えただけだったということについてもう少し書こう。

僕は若い頃、忙しすぎてつい仮歯を入れなかったことがある。(;´・ω・`)ゞごめんなさい。
入るまで4~5日ぐらいだからたいしたこと無いだろうなんて思っちゃった。

そのころ、鋳造冠を入れるときになぜか機能咬頭(咬むのに一番働く歯の頭)だけが高くてそこばかり調整していた。
あるとき、近くの歯を治療しようとしてこの前入れたばかりの冠を見ると、咬合調整した機能咬頭だけが空いている。

え!どうして?

機能咬頭はいつも咬む方向からの力を受けていて、歯は少しその方向に回転して沈んでいるんだね。だから、そこが咬まなくなると歯は少し起き上がるみたい。それは、1~2日の内に起きるみたいだね。だから、4~5日ぐらいだから大丈夫だろうなんてことにはならなかったわけなんだ。
だから、そこだけが高い。それを削って入れると、今度は歯の全体的な形態による当たりで元の位置に戻ってしまって、何日かするとばかばかしいことに削った所だけが空いているというわけだ。

あ~ 後悔。目も当てられない!

無縫冠の優れているところは、このような手抜きに耐えられるということもあるね。
当時の僕みたいな、経験不足で甘い考えのレベルの低い時期ってあるんだよね。

無縫冠は型を採る前に咬合面(咬む面)や隣接面(隣の歯との間)を削らない。
冠がその歯の形になるように模型を削って作り、出来た冠に合わせて歯を削って入れる。
だから、機能咬頭が咬まなくなることもないし、顎位(あごの位置)も変化しにくい。
低くなりずらいのだ。

治療によって悪くなるのは、ほとんど低くなったときが多いでしょ。(非加重?)
歯周病も当たるべきところが当たらず、別なところが当たっていると悪くなるよね。(膝が痛くなるのと同じ原因?歯と骨の間も関節だもの)
今でも、鋳造冠は咬合紙(赤い紙)では良く見えていても、ホントは肝心の所は少し削りすぎているのじゃないかと疑っている。(軸圧?)
無縫冠はよくしたもので、高いところがつぶれてちょうどよくなる。
削って合わせるのはラフで、つぶれて自然に合う方が精密なのではないかと思う。

無縫冠は、意図せずに奇跡的に生理的に出来ていたように思う。
やはり、構造が天然歯と同じ中空の柔構造であったことに加えて、短期間に咬耗(咬んで減る)のようなことが起きて生体によって調整されるからだろう。










スポンサーサイト
昔の歯医者の思い出 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2010/11/10 00:38
コメント

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。