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舌が痛い ひりひりする

舌痛症のような症状を何人か治したと書いた。
日本咬合学会に在籍していた時に、学会で患者さん向けの本を出すことになってそれについて担当して文章を書いた。
かなり前に書いて提出したのだけれども、もう何年か経つがさっぱり本が出る気配が無い。
自分で書いたのだから、先にここで披露してもかまわないだろう。



いつも舌がひりひりする。朝目覚めたときに舌が痛い。

 舌を咬んだりはしていないし、傷もないし、赤くなってもいないのに、いつも舌がひりひりしたり、歯や、被せ物や、入れ歯に舌がひっつくような感じがしたり、擦れるような感じが取れないなどの、憂鬱な症状がおきることがあります。朝目覚めたときに特にひどいと言う人もいます。
 このような症状は、一般的には「舌痛症(ぜっつうしょう)」と呼ばれています。中年以降の女性に多く、ストレスや気質が関係しているのではないかと言われています。うつ病との関係も指摘されています。貧血や、ビタミン欠乏、糖尿病、神経痛などでも似たような症状が起こることがあるようです。
 精神安定剤や、漢方薬、神経ブロック、針治療、心療内科での治療などが試みられていますが、なかなか治らない症状であると言われています。
 このように、舌そのものや、歯や、口が原因であるよりも、心因的な要素を指摘されている症状ですが、一概にそうばかりとは限りません。多くの患者さんが、かみ合わせ治療で、よくなっています。
 食べ物を噛むのを餅つきに例えると、歯が臼と杵だとすると、舌はあいの手の役割をします。また、飲み込む時にも食物を運んだり、口の中の隙間をふさいだりして働いています。ですから舌の調子がよくないと、美味しく食べることが出来ませんし、気分も憂鬱になります。舌はその役割のために、そのほとんどが筋肉で出来ています。(焼肉のタンを思い浮かべてください。)筋肉ですから、首や肩がこるように、舌もこります。そのせいでひりひりするような症状が起きるのです。例えば、顎がずれているときや、かみ合わせが悪く咀嚼が上手くいかないとき、不正咬合で発音に支障があるときなど、持続的に偏った姿勢を強いられると舌もこります。それを確かめるには、舌の触診という方法があります。ガーゼなどのすべらないもので、舌を引き出して、手でさわってみてください。違和感があるところは、ほかの部分に比べてほんのわずか張るように硬くなっています。肩こりと同じです。
 治療法は、原因である顎のずれを治す「顎位治療」、咀嚼運動を改善する「リシェイピング」、発音障害を改善する「矯正治療」などがあります。「口腔筋機能療法」の舌の訓練も有効です。歯が抜けたままでいるとか、入れ歯が合わなくなっているために、顎がずれることもよく見られます。ですから入れ歯の治療で改善することもあります。
ただのこりならたいしたことではないと侮ってはいけません。体の中核にある舌がこってひりひりするようなときには、首や肩もかなり長期にひどくこっているはずです。そのようなときには頭痛や、不眠、さらにはうつ的な症状が起きやすく、最初に述べたように色々な病院を巡ることになりやすいのです。それらの症状の原因である顎のずれを治す、「顎位治療」が根本的な治療になります。
この治療法は歯科医にもあまり一般的には知られていません。




この舌の触診は丸山剛郎先生から教わった。丸山先生は常に実証的であることが見事だ。
ただ、「絶対に舌痛症を治したとは言うな!」と何度も注意された。
「舌痛症と似た症状なのだ」「歯科的原因が不明なものを舌痛症という。原因が分かればそうではない」
だから、舌痛症とは書いていない。のような症状。そう言わなくてはいけないようだ。

あるとき、顔見知りの口腔外科の先生に会ったときにうっかり言ってしまった。
顔見知りだからと思ったが、懇親会の席だったが顔つきが変わってそれ以降は話をしてくれなかった。
きちんと触診で確かめても、それはエビデンスにはならないようだ。
まあ、無理もないかもしれない。最近はリエゾンといって口腔外科と精神科で組んで治療するようだから。
舌がこったからそうなるなんて言うから、僕の方が頭がおかしいと思ったのだろう。
でも、精神科の先生を歯科医師会で呼んで講演してもらったことがあって、その先生は舌痛症はほとんど治らないと言っていたけど・・・


主訴が舌の痛みの患者さんが来た。
その患者さんは、舌のヘリではなくて先に近い真ん中が痛いと言う。そんなのは初めて。
それじゃ比較できないから、触診しても分からない。そのぐらい舌のこりというのはわずかの張りなのだ。
口腔外科では腫瘍などの硬結が無いか触診するから、はっきりと硬ければすぐに分かるに決まっている。
微妙な張りぐらいだから、歯科的原因が無いということになるのではないか?
姿勢は、前につんのめりそうで、僕の患者さんではそんな姿勢の人は初めてだ。
あごろべえ先生の患者さんには多いようだけど。
横の偏位ではなくて、前後の偏位だから真ん中が痛いのか?
方々の病院をめぐったようだ。
かみ合わせを取ったら、そのときは痛みが無くなったと喜んでいたがどうだろう・・・

やはり、あごのヤジロベエの傾きと、それによる姿勢の問題であるようにしか見えない。
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舌にまつわる問題 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2011/07/23 00:00
コメント
No title
初めまして、夕焼け院長様
今噛み合わせの治療中ですが、舌の違和感(左側面だけ、ぴりぴりと言うか、じわ~っとした感じ)があり、気になって色々検索して、こちらにたどり着きました、舌痛症では納得いかなかったのですが、舌は筋肉だから凝る!になるほど~と思いました。自分で出来る口腔筋機能療法をやってみます。ありがとうございました。

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