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学校検診が終わった

今日(6月4日)はむし歯の日。

今年も、春の行事の小中高の学校検診が終わった。

僕はこれまで天塩町の学校検診を35年以上1人で担当してきた。
昔は定時制高校もあったし、小学校は11校有った。全部検診するのに半日ずつ7日かかった。
定時制高校はずいぶん前に廃止されたし、酪農地帯の小さな集落ごとに有った少人数の小学校は近年次々と廃校になって、小学校は3校になってしまった。もう少ししたらもう1校も無くなる。
酪農家の離農や、産業が無いことによる過疎化と少子化によって、生徒数は3分の1以下に減った。

昔はむし歯の洪水。C、C、C、C・・・
Cの程度も1234と記載するようになっていて、永久歯のC3がごろごろ。
夏休みの前に結果が通知されて、夏休みは子どもの治療で大忙しだった。
僕は、その状態がずーっと続くのだろうと思っていた。
15年ぐらい前からだろう。むし歯が急速に減少してきて、今では、永久歯のむし歯は特定の子にしか見られなくなってきた。
町の1歳半3歳時検診と、フッ素塗布事業における保健師さんの母親に対する指導が大きな役割を果たしたと思う。
それに、社会全体がそのようになってきたことも大きい。
やはりむし歯は生活習慣病だから、予防は比較的容易だ。


町の学校検診を長い間担当してきたが、昔は歯列不正・不正咬合はあまりチェックしていなかった。
僕自身が、矯正治療や咬合育成の知識が乏しかったからだけれど、学校検診の調査項目の中でもあまり重視されていなかったように感じる。特記事項の欄にその他と一緒に記載するようになっていたはずだ。
無理もないと思う。とにかくむし歯の洪水対策で、歯科医は修復以外考える余裕が無かった。
田舎の人には、反対咬合やよほどガタガタの歯以外はほとんど治療対象とも思われていなかったように思う。

むし歯の洪水に代わって、今は歯列不正・不正咬合の洪水になってしまった。
これは、ある意味ではもっとたちが悪い。
むし歯はきちんと修復すれば何事もないが、歯列不正・不正咬合は健康に直結する。
徐々に蝕んで行って、時間が経ってキャパシティーを超えたら病気になる。
その関連に気が付いている人はほとんどなく、審美的問題としてしか捉えられていない。
つまり、そのほとんどが治療されることが無い。これはゆゆしき問題だと思う。

今年の検診では、小学生の5割、中学生高校生の3割弱がかなりの歯列不正・不正咬合だった。
大変な比率だ。今ではむし歯は軽いものしか無いし、小学生では平均して3人に1本ぐらいだ。
歯列不正・不正咬合の比率はむし歯よりずっひどいということになる。
これらをみんな矯正することは難しいし、そんな意識も無いだろう。
やはり、歯列不正・不正咬合も生活習慣病なのだから、むし歯と同じように予防を考えなければいけない。
これまでの歯科保健指導には、歯列不正・不正咬合に対する対策が皆無だった。
ここを早急に改めることが必要だと思う。
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子供のかみ合わせ | コメント(1) | トラックバック(0) | 2011/06/04 00:00
コメント
No title
そ~なんです!不正咬合・不正歯列は予防できるンです。モモは只今勉強中e-44624年4月8日京都で特別講演会やります。ナント、今度はモモが大会長やります。ぜひ冷やかしに来てくださいe-466

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