診査法と検証法4

例えば、ある患者さんの、通常の歯科治療へのフットビューの応用について話します。
初診時のX線を示します。
左下のブリッジの支台歯の6番が歯根破折していて、また右上5が歯周病で動揺がひどくて抜歯になりました。
その後歯周治療して、欠損部を補綴します。

まず、左下に局部義歯を入れることにしましました。
①欠損のままの時はフットビューのデータは左後ろ重心でした。②義歯を入れたら、少し回復しました。
次回、少し義歯に当たりがあり、③咬合調整して義歯は合いましたが、やはり左後ろ重心が残っています。
だから、少し左足を引いてますね。
触診での肩こりは取れました。腰痛も感じなくなったと言います。
身体症状は緩和しました。
しかし、フットビューのデータは、いまいちです。
この機器が全てだとも思えませんし、その他の咬合条件からかんがみて、まあ、この辺で手を打つしかないのかな~と考えました。
後でよく考えてみると、データと触診との違いには、論理的に説明できる因果関係がありました。
それは、この後で。
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