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雪のスウィング干渉 続き

ホントに毎日よく雪が降る。しんしんと降る感じだ。
火曜水曜日は、内地が荒れた低気圧がこちらにも来て少し荒れたが例年ほどではない。
ここはサハリン気候とでもいう感じで、北海道の気候と連動していない。
全道的に大荒れとかの警報が出るときは大概穏やかだ。
例年なら、もっと風が強くて地吹雪が毎日のようなんだけれども、今年はあまり風は無い。

この前の雪下ろしで歯が痛くなった患者さんが今日来院した。
やはり、ほぼ治まっていた。
どんな感じだったの?と聞くと、あれからは少しひびく感じぐらいで何ともなかったんだけど、昨日少し痛かった。
今日は何ともない。硬いものを食べたかな?とか言う。
この前、下を向いて雪下ろしを頑張ったので揺れる頭を支えて歯が強く当たって痛くなったのだと説明して納得したはずなのだが、今日になったら自分で考えた原因に変わっている。
ほとんどの患者さんがそうだ。
その時は、はあ、そんなことがあるものなんですか?と、ふんふんと帰るが、次来た時には、目が疲れたからとか、肩がこったからとか、硬いものを食べたからとかに変わっている。
僕が再度説明すると、へ~、そうなんですか?と初めて聞いたような顔をする。
この前の説明を全く覚えていない感じの人が多い。
この患者さんも、そうなんですか?そういえば昨日また雪下ろしをしたな。とかいう始末だ。
おそらく、全く実感が無いからなのだろう。
説明するだけ時間の無駄なような気がする。

患者さんがそうだということは、歯医者も同じだ。
これが、この真理・福音を伝えることの難しさだ。
御釈迦さんもイエスもある程度の教団を持てたかもしれないが、今に至っても世界はまるでダメな状況は変わらないというか、見ようによっては悪化してる。
聞いたらなるほどとその時は思うんだけれど、少し時間が経つとよく分からなくなるというか、うやむやになってしまう。
分かりやすい言説はほとんどプロパガンダで、真理というものは極めて微妙で奥深い。
共産主義の分かりやすさにみんな嵌ったのと同じように、というか、医学というものは現世利益そのものだから、このような玄妙な真理が大衆から大歓迎されることは難しいように感じる。
困ったな。

この雪のスウィング干渉の患者は、この患者さんを除いても2週間ほどのうちに5人は来た。
歯医者にわざわざ来るのは、その中のわずかだろうから、とても多くの人が歯が痛くなったはずだ。
大概雪かき性のものだから、それほどの症状ではない。
しみるとか、噛むと痛いとか、昨日は痛かったけれど今日はそうでもないという感じだ。
様子を見ているうちに雪が止んで晴れが続くと、何事もなく納まって、歯が痛かったことも忘れてしまう。

スウィング | コメント(1) | トラックバック(0) | 2016/01/22 16:32
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