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舌がしみる

さて、舌が痛い患者さんの第2弾。
この患者さんは、昨年の冬から、先月まで治療した。
右下の前歯が、咬んだ時にガキっとなってぐらぐらになって来院した。
たまに、そういう事故が起きることがある。
食べているときに、つい咀嚼のストロークがオーバーになってしまって、上の前歯を超えて反対咬合気味に咬んでしまうと、上の前歯に引っかけてしまった歯が抜けそうになる。
見るからに痛そう。接着剤で隣の歯と固定する。
それが済んだら、実はだいぶ前から舌がしみるんだと言う。
ふ~ん。それは口内炎でしょう。
見たところそれらしい感じはなかったけれど、とりあえず口内炎の軟膏を出して、下の入れ歯のバネが壊れているから、入れ歯を作り直しましょうということになった。

入れ歯が出来てもまだしみるという。
どこにも口内炎らしいキズが見当たらない。
どんなふうにしみるの?しょっぱいものなんかがしみるんでしょう?
いや、しみて痛いんだ。甘くても辛くてもどんな味でも濃い味なら舌が痛くなる。
最初は舌の先だけだったのが、だんだん広がって、今は舌の真ん中全体がしみて痛い。

これは、明らかに口内炎ではない。とても異常な症状だ。
舌痛症といわれる症状は、舌の縁がヒリヒリピリピリするのが普通だけれど、舌が燃えるとか、口の中が火の海だとか、爆発するとか、とんでもない症状だってあることを聞いていたから、もしかしてそうかもしれない。
そう考えると、この患者さんは入れ歯を入れたのに肩こりが全くよくならない。
触診して、がっかりしていたところだ。
僕は、そのようなことが起きる理由が分かっている。
残っている歯のかみ合わせが悪すぎるからなのだ。
そうは言っても、もう入れ歯が入って治療が終わったと思っている患者さんに、肩がこっているから今度は別のところを治しましょう。なんて言えない。
そういう時は、もやもやしながら治療を終えるのが常だ。
そうか!これはちょうどいいぞ。
患者さんに説明した。
舌がこったために痛くなることがある。肩こりがなおるとたいがい治るから、もう少しかみ合わせを治してみましょうか?
患者さんは、ほとんど期待してない感じだったが、まあ、治るかもしれないんだったら。ということになった。


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舌にまつわる問題 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2014/07/07 00:54
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