スウィング干渉の恐ろしさ

5年ぶりに来院した患者さん。
5年前は、100回通って、ほぼすべての症状が取れたが、たった1つだけ症状が残った。
それは、

 左側で噛むと頭具合が悪くなる

という症状。
それが、5年前には発見されていなかった頭のスウィング干渉によるものだった。
削ったのは、ほんの毛程の量でしかない。
驚くべきことだが、考えてみるとガッチリとスウィング干渉が残っていたのなら、5年もあればそこだけ歯周病が進むとか、冠やブリッジが壊れるとか、歯が破折するとか、もっと深刻なトラブルになっていただろう。
患者さんと一緒に頑張って徹底的にかみ合わせを調整したのだから、そんな間違いがあるはずがない。
でも、そのわずかの干渉のために、患者さんは5年間左で咬むことができなかった。

左で咬めるようになったら、今度は右で咬むと少しこたえるという。
僕は、いままで左と比較していたからそれに気が付かなかったのだろうと思って右側も頭のスウィング干渉を調整して、これでいいと思う。何かあったら来て。と言って返した。
フォローアップセミナーでそのことが話題になって、あごろべえ先生はその答えにあれ?という顔をした。
なんか、違うんじゃない?という顔。

そのとおりだった。セミナーから帰って少しするとその患者さんが来院した。
やはり、そこがこたえる。
また型を採って右上の奥歯のあごろべえ先生が指摘した所を見ると、やはり干渉している。
そこをサッと撫でるように削ったら、あ!よくなった。
この患者さんは、見事にすぐ判る。にこにこして帰って行った。

都合4回の来院で、羽毛で撫でるような調整で、頑固に残っていた症状が解消して、まさに全く無症状になった。

この患者さんは、特別敏感な患者さんだ。
でも、このような敏感な患者さんは結構たくさんいる。
特別神経質なのだろうと思うだろうが、そうばかりじゃない。
体型的な特徴があるように感じる。
 
 ゆかたをハンガーに掛けて吊るしたような体型

体の前後的な彎曲が無い、ストンと棒を立てたような体型の女性。
このような患者さんが要注意だ。
体にスプリングのようなクッションが不足しているから、地面の反動を吸収できずに、頭に直接響くのだろう。
芝生でジャンプして着地した時と、コンクリートの上でジャンプして着地した時の衝撃度の違いのようなものだろう。
その頭に響く衝撃が患者さんのゆとりをなくして、神経質にさせるのかもしれない。


フォローアップセミナーに行ってきて、飛躍的に腕が上がった。
スウィング干渉を咬合調整したら患者さんがすぐその場で、あ!かみ合わせが良くなった。そこがなんか違和感があったんだ!と、必ず言ってもらえるようになった。
それに、今月来たばかりの舌痛症の患者さんを、2回の咬合調整だけで治すことができた。
前回、舌の痛みが無くなったと報告を受けて、もう少し残った干渉を取り除いたら、今日は、左側全体にあった肩や腕の痛みやしびれが全部解消した。とお礼を言われた。

次回から、この前の報告の時に治療中だったから触れていなかった舌痛症の患者さんと今月来た患者さんが治ったので、その治療を報告することにする。



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スウィング | コメント(1) | トラックバック(0) | 2014/06/26 00:00
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