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舌の痛いももさんへ 再び

ももさん。注文した本が届いて、勉強中かな?と拝察します。
勉強というものは、ただテストがあるからとかでやるときにはさっぱり成果が上がらないものですけど、差し迫った問題があって取り組むときには驚くほどよく解るものです。
ももさんが、せっかく歯並びの状態や治療経過を教えてくださったのですから参考になるように、少しそれについて考察してみますね。

>確かに私は元々歯並びが悪く、右側だけ下の歯が上(受け口)です。
子供の頃から肩コリがひどく、度々頭痛にも悩まされますし…。

どの程度なのかは分かりませんが、ともさかりえ風な歪みがあるのかもしれませんね。
お顔を見たこともないし、猫のような完全対称の顔の人はいないので、ただの傾向の話です。
気を悪くしないでください。
左を下にして横向きか、うつ伏せで寝る癖があるように思います。違っていたらごめんなさい。
もしそうなら、それがそのような歯並びや肩こり・頭痛の最大の原因です。
それを改めるだけで、頭痛ぐらいのことならかなり改善するでしょう。
しかし、睡眠態癖というのは中々改めるのは困難ですから、あごろべえ先生が開発した枕をお薦めします。
本に載っています。とても、患者さんの評判がいいですし、うちの子は皆その枕を使っています。

>9か月前の虫歯の治療時に少々問題がありました。
右上6,7番、右下6,7番の虫歯の治療をしたのですが、仮歯のあちこちに尖った所があり、毎日夜になると舌に口内炎ができていて、朝になると良くなって…の繰り返しでした。
それでも「もう本歯が入るから」と我慢してしまい、約2ヶ月後ようやく本歯が入ったその日に、我慢できないような舌の痛みが出現しました。

それは、尖っていたというよりも、ホンの軽く舌を咬んだ?挟んだ?状態かもしれません。
尖っていたら、寝ていても擦れますから。
右側だけ下の歯が上(受け口)が全体では無くて奥歯の途中で交叉していたりすると、その交叉したところでそのような咬み間違いが起きやすいのです。
もう一つ考えられるのは、寝ているときは大丈夫で夜になる頃までにそうなるというのは、日中頭を支えるために、無意識にそこに舌を挟んで暮らしていたのかもしれません。
治療中にも左を下にして寝ていたならば、5Kgある頭の重さが枕で支えられたあごに加わって、枕の反発であごを右上にずらします。
治療途中は仮歯とか、歯が咬んでいない状態の時もあった筈ですから、そうですと徐々にずれて行きます。
その状態で、歯が入ってしまったのかもしれません。

もし、僕の想像が当てはまっているようでしたら、右の入れた奥歯に2~3枚に折ったウエットティッシュを、左の奥歯全体に2枚重ねたレジ袋のようなビニールを切った短冊を置いて、そっとかみ合わせてみてください。
もしかして、それをかみ合わせているときには舌の痛みは楽になるかもしれませんよ。
これは、DTTという潤滑テストです。

そうならなくてもがっかりしないでくださいね。
ほんのちょっとの情報で、見てもいないで、可能性が高いと思われることを当てずっぽうに言ってみただけですから。
あごのヤジロベエが左右的に大きく傾いたときに舌のどちらかの側面が痛くなると思われるので、その反対であることも考えられます。
上下の67を同時に治したということは、反対になっていたかみ合わせを正常被蓋に修正したのかもしれません。良かれと思ったことが災いして、スウィング干渉という干渉を起こすこともあります。
そうならば、そこにビニールの短冊を挟むと良くなることもあります。
肩こりが和らぐ方が正解の位置ですし、それはあごのヤジロベエの傾きを少し良い方向に戻したことを表しています。
ただし、これで治るわけではありませんよ。診査法です。

皆さんも、たとえ自分に当てはまらなくても、このような時はこう考えることが出来るという解析を参考にして、本を読んでみてください。
かみ合わせの診査というものは、あるストーリーを立ててそれが正しいか違うかを調べるととても解りやすくなります。

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舌にまつわる問題 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2014/02/03 00:00
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