うわの空の、舌痛症病因仮説

いわゆる舌痛症は、舌のこりに起因するものではないか?と言ったが、舌ばかりにとどまらず口全体が爆発するなどという症状まであることが分かった。

舌のこりの前に、そもそも、肩こり首こりとは何なのだろうか?

僕は、入れ歯が合っているかどうかを肩こり首こりで判定している。
でも、患者さんは、目が疲れているからとか、編み物をしたからとか、雪かきをしたからという。
こりというものを、目の筋肉の疲れが波及したものとか、労働による筋肉への乳酸の蓄積によるものだと捉えているからだ。
この乳酸の蓄積説というのは高校で習った常識だから、ほとんどの人がそう考えているはずだ。

でも、何度も言うように、入れ歯を外したらその瞬間に肩がこり、入れたらその瞬間に治る。
もちろん、合っている入れ歯という前提があるけど・・・
走ったり、たくさん歩いたりのような労働による筋肉疲労なら、すぐに回復することなどない。
肩こりが乳酸の蓄積でないことは明らかだ。
たぶん、姿勢の維持のための筋肉の持続的な収縮が、こりとかはりとか痛みの感覚として感受されるのだと思う。
重心のバランスが取れている時には、体のゆらゆらする小さな揺れの中で、姿勢を維持する筋肉はあちこちがほんの瞬間的に働くだけで、ほとんどの時間を休んでいるのではないか?
そうでなければ、ただ起きているだけで疲労困憊してしまうはずだ。
重心バランスが崩れて、どちらかに常に姿勢維持の筋肉が持続的に働き始めただけで、こりとかはりとか痛みと感じるのではないか?

そもそも、肩こり首こり以外に、こりなんて言うだろうか?
まあ、背中のこりぐらいは言うが、腰などははりとか痛みという。
その他の部位は、例えば目とか腕とか足は疲れたとか痛みというし、頭は、筋緊張性頭痛というのがあるように痛みとしか表現しない。
つまり、肩と首だけがこりと感じるわけだ。
それは、頭のバランスをいつも取っている筋肉なので、いつも痛みと感じたら塩梅が悪いので少し感覚が鈍くなっているのかもしれない。
英語には肩こりという単語が無いというのが有名だが、マッサージがあるわけだからこらないわけではなくて、他の筋肉と同じ用語で表現するだけなのではないか?

そう考えたら、舌は顎位を維持する筋肉の司令塔のようなものだから、顎位のバランスを維持しつずけて、筋が収縮を続けざるを得ないときに、こりとは感じなくて、痛みと感じるのかもしれない。
肩と首だけが、例外的にこりと感じるわけで、他ははりとか痛みと感じるのだから。


やはり、舌痛症といわれる状態は、ただ神経回路が原因なくパチパチ誤作動している状態ではなくて、舌がこっているのを痛みと感じているのではないか?
そして、それが長く続いた結果、神経回路の誤作動が起きてきて、燃えるとか爆発するとかの異常な症状に変わっていくのではないか?


この説は、全くの想像にしか過ぎない。
たぶん、いわゆる舌痛症という状態には、2通りあるのではないか?と思われる。
舌自体の問題と、中枢系が関与する状態と。
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舌にまつわる問題 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/01/28 00:00
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