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夕焼け院長 敗れたり

自分で入れ歯を削る困った僕の入れ歯の先生の患者さんと、25年ものの入れ歯の作り変え。

 この勝負、負けた。ガックリ。

えてしてこういうもので、気合を入れて頑張るとかえって結果は悪いことが多い。
去年、セミナーの前の晩に遠くから来た友達を5人ほど僕のお気に入りのレストランに連れて行った。
かなり前から予約していたので、シェフはいつものコースメニューではなく特別にメニューを作ってくれた。
ところが、これが全然ダメ。
翌日、別の友達3人を連れてランチを食べたが、ここは美味しいね~と喜んでくれた。
特別に何とか・・・とか肩に力が入ると、とんだ恥をかく。
友達と、僕たち歯医者も同じだねとか話したのを覚えている。
しばらく総入れ歯でハマッタこと無かったので、慢心していたのか?

実は、ある技工士さんに自作のオリジナル人工歯(入れ歯用の歯)を、試してみてと2組頂いた。
その技工士さんに、ブログで感想を書くなどと言ってしまった。
もうすぐ、セミナーで顔を合わせる。あ~
何を隠そう、入れ歯のかみ合わせ自体でミスってしまったのだ。
ガックリ。感想も何も・・・

そもそも、一番の難症例2人に使おうとしたこと自体が、愚かだった。
見通しが甘かったと言わざるを得ない。
僕の失敗は、だいたいこの手が多い。
理想を追って、足元を忘れる。

せっかく苦労して作った入れ歯を勝手に削ってしまう僕の入れ歯の先生は少し苦労してもらうのは仕方がないが、おばあちゃんにすみませんが作り直してと言われたのはガックリ。
この言葉、もう何年も聞いてないんだけど・・・ごめんごめん、作り直すからと謝った。
やはり、25年物は手ごわかった。
いま、焦ってリカバリー中。

きっと、うわの空の悪い夢だよ。そうだと思う。



躓きの石というが、入れ歯はまさにそうだ。
順調そのもので、とても見晴らしが良いと感じる時に限って、ドーンと蹴躓く。
ぎゃふんと天狗の鼻をへし折られる。
反省して、一歩ずつ足元を確かめて、気を取り直して、また進むしかない。
それに、僕も結構の齢になったけれど、入れ歯の患者さんは何時まで経っても年上だ。
僕が赤ちゃんのころから歯医者に通ったベテランだ。
先生とか言ってくれるが、やはり手ごわい。



五月のカレンダーは、涼風。
セミナーで大阪に行く。
楽しみだ。また友人と会える。
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入れ歯とのくらし | コメント(1) | トラックバック(0) | 2012/05/31 00:00
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