ポリグリップ


ポリグリップ

名前を書くことすら汚らわしい!
詐欺商品。
毎日テレビで宣伝している。患者さんは次第に洗脳されて、ついふらふらっと買ってしまう。
一度使ったら最後。もう、それなしでは入れ歯がゆるゆるになってどうしようもない。
そりゃそうだ。歯茎と入れ歯の間に粘土みたいなものを挟めば、その分歯茎が圧されて形が変わってしまう。
それを除くと隙間が出来てしまう。だから麻薬のように抜け出せなくなる。

せんべえが挟まって痛い?余計な御世話だ。合っていないから挟まるだけだよ。
他人が作ったものに言いがかりをつけて、患者さんを騙して儲けているだけじゃないか。
あれは儲かるらしいね。あんなに毎日コマーシャルを流すんだから。
なにせ保険が利かないから入れ歯そのものよりお金が掛かる。
専門家が作ったものを詐欺商法の会社に毎日ケチを付けられて、歯科医師会はなんで黙っているんだ。

ところが、歯科材料の最大のメーカーがこの名前の歯医者向けの商品を取り扱いだした。
憤懣やるかたない!不買運動を起こしたいほどだ。



しかし、入れ歯安定剤が売れる原因は歯医者にあるのだろう。
入れ歯はすぐ合わなくなる。それをきちんと診査していたとは言えない。
診査法が分からなかった。だから、患者さんの申告に任せていたのではないか。
もちろん適合検査材で調べれば、少し不適合になったことは判る。
しかし、患者さんに聞いたら別に不自由はない。快適に咬めるという。
それなら、治療を押し売りすることはしないだろう。

患者さんは、入れ歯を入れたら、3~5年は持つものと思っているようだ。
僕の患者さんも、平均そんな間隔で来院していた。
総入れ歯なんか、10年も20年も使っている人がいる。
つまり、患者さんが明らかに合わなくなったと自覚して来院するのはそのぐらいの期間が経ってからだ。

9年ほど前から、僕は肩と首の触診をして入れ歯が合っているかどうかを診査している。
このぐらい経験を積むと、入れ歯というものはどのぐらいの期間合っているものなのかが判る。
下あごの入れ歯はわずか1年ほどで合わなくなることが判った。
肩と首がこって来るのだ。
適合検査材を入れ歯安定剤のように入れて触診するとこりが取れる。
そこで、その検査材の厚み分のほんんのわずかの隙間をリベース(裏打ち)するとこりが取れる。
50肩で上がらなかった腕がその場でかなり上がるようになる。腰の痛みが取れる。
患者さんは、整形に通って注射を打ってもらっていることが多い。

下あごの骨は、歯が欠損すると廃用性萎縮によって年平均0,5mm高さが減るという統計がある。
だから、当然だ。
しかし、このことの影響を歯医者はあまり考えていなかった。
患者さんが入れ歯が合わなくなったと言わなければ、積極的に治療しない。
それは、下手にリベースなんてするとかえって当たって痛くなることがあるからだ。
余計なことをしたと患者さんに恨まれる。
これまでは、患者さんの申告でリベースするからそんなことが多かった。
かなり合わなくなったものをリベースしたりすると、たいがいそんなことになる。
リベース材料の説明書の量を見ると大体そんな使い方が平均的な使い方なのだろう。
それは間違っている。そんなに合わなくなったものはもはや手遅れで、作り直さなくてはいけない。
僕の9年間の体験では、患者さんが入れ歯に特に問題を感じていない段階で、すでに合わなくなっている。
肩と首の触診をしなければ、入れ歯が合っているかどうかはほとんど判らないということだ。
患者さんは、何でもない。快適だというのだから。
つまり全身に対する影響を考慮しなければ合っているのだ。



憂鬱な考えが、僕に取り付いている。
患者さんの入れている入れ歯は、ほとんど合っていないはずだということだ。
だって、平均1年で肩や首がこってくるのだから。
わざわざ、高いお金を出してポリグリップなんかを買うのは、入れ歯にそれを塗ってはめているとなんとなく体の具合がよいからじゃないのか?
適合検査材を入れたときと作用はほとんど変わらないのだから、そう思わざるを得ない。
そんなことを認めるのはとても気分が悪いから、調べてみる気にもなれないが。

詐欺商品じゃないのかもしれない。
歯医者が見落としていた隙間を埋める、文字どおり入れ歯安定剤なのかもしれない。



9月のカレンダーは中秋の名月
これが、真理の形か?






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入れ歯とのくらし | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/09/29 00:00
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