核家族 少子化
今日は、こどもの日。
子供たちがすくすくと元気に育ってほしい。
そのために何が大切か。
咬む力は、生きる力。これは天塩町の保健師さんが見つけてくれた言葉だ!
もうひとつ 歯は頭を支えている。
この事実を広めること。それが僕達、歯医者の使命だ。
モモさんが言っていた。歯医者こそ、今の日本、いや世界を救う
育児書と中央省庁が指導した保健指導が嚥下癖という、一生その子に付きまとう恐ろしい悪習癖を助長してしまった。
しかし、本来これらの教育・指導は良かれと思ってしていることだ。
昔はこのような教育・指導は無かった。では、どうしていたのか?
ライオンと同じだったのだ。強い子は育ち、弱い子は亡くなった。
日本の平均寿命が世界一になったのは乳児死亡率が大幅に低下したからだ。
だから、未熟児のような弱い子にはそのような離乳食が必要だ。
もうひとつ要因がある。それは社会構造上の要因。
核家族と少子化。
育児書と保健指導が必要になったのは、このせいだ。
本来、子供は自然に育つ。おじいちゃん、おばあちゃんがいて、その経験を引き継いでいくからだ。
だが、育児書を生みだした欧米から始まって、世界中に核家族化が広まった。
日本も団塊の世代以降急速に核家族化した。
だから、子育て経験の引き継ぎがなく、育児書が必要になった。
そして、少子化。たった一人や二人の育児では、マニュアル通りするしかない。
経験が乏しいから、本来の智恵が働くところまでいかない。
我が家の経験を述べよう。
うちは今時珍しくて、子供が沢山いる。
家内に感謝している。何といっても、これは奥さんの功績だ。
出産育児は大変だから、大概の奥さんは一人二人でもう結構という。
でも我が家の経験を言うと、それ以降は自動的に育つ。
三人目以降は育児のプロになっていて、何も考えなくても自然に大きくなるようだ。子供も手伝ってくれるし。
我が家も最初は育児書に頼った。
結果を言うと、最初の子は叢生になってしまって僕が矯正した。
二番目の子もほんの少しだけ叢生。矯正するほどではなかった。
三番目以降は、きれいな歯列。嚥下癖は全くない。
ただ、三女はうつぶせ寝の睡眠態癖で、すこし歯列が変形してしまった。
その頃にはまだ態癖は発表されておらず、そんな考えは無かった。
最初の子には、離乳食として“バナナヨーグルト”を与えた。
バナナをつぶして、ヨーグルトと混ぜたものだ。
料理が得意で、自然な素材にこだわりを持つ家内が工夫した離乳食だ。
その子はそれが大好きで、もりもり食べて元気に育った。でも、嚥下癖になってしまって叢生になった。
二番目の子にもバナナヨーグルトを食べさせたと思う。でもほんの短期間だったと思う。
それ以降は、そんな面倒なことをしなくなった。必要無いことが分かったからだ。
家内は茹でトウモロコシが好きで、よく食べる。あかちゃんも目を離した隙にそれを食べちゃう。
すると、おむつを換えるとトウモロコシがそのままうんちの中一面に散らばっている。
我が家では、それを”トウキビうんち”と言っていた。
つまり、消化できないものはそのまま出てくる。それを見て、これはまだ早いとか分かるわけだ。
普通の子の場合は別にそんな調子で大丈夫なのだ。わざわざ、すりつぶす必要なんてない。
原始時代を考えれば当たり前のことだ。
二番目の子は、とにかく硬いものを咬むのが大好きで、ガジガジ○○というあだ名がついた。するめはもちろん、こたつのコードを咬んで被覆が破れてショートしたぐらいだ。それでもほんの少しだが叢生になってしまった。
だから、硬いものを咬むか咬まないかはほとんど関係ないのではないか?
鹿児島大学の伊藤学而先生も、鹿児島の昔の人間はサツマイモばかり食べていて、硬いものなんか咬んでいなかったけどきれいな歯列だったと言っている。
でも、うちの子が離乳食を与えた子でも軽度な叢生ですんで、ひどい叢生や二級咬合にならなかったのは、母乳で育てたからだろう。哺乳運動が舌筋を鍛え、それとともに顎の前方成長を促したと思っている。
改めて、家内に感謝。
いま、こうして我が家の育児を振り返ってみると、3人目以降はカンボジアとさほど違わなかったのではないかと思える。
そんなに極端に違う育児法などは無いはずだ。
戦後に足したものを、全部取り除けばいいのではないか。
子供たちがすくすくと元気に育ってほしい。
そのために何が大切か。
咬む力は、生きる力。これは天塩町の保健師さんが見つけてくれた言葉だ!
もうひとつ 歯は頭を支えている。
この事実を広めること。それが僕達、歯医者の使命だ。
モモさんが言っていた。歯医者こそ、今の日本、いや世界を救う

育児書と中央省庁が指導した保健指導が嚥下癖という、一生その子に付きまとう恐ろしい悪習癖を助長してしまった。
しかし、本来これらの教育・指導は良かれと思ってしていることだ。
昔はこのような教育・指導は無かった。では、どうしていたのか?
ライオンと同じだったのだ。強い子は育ち、弱い子は亡くなった。
日本の平均寿命が世界一になったのは乳児死亡率が大幅に低下したからだ。
だから、未熟児のような弱い子にはそのような離乳食が必要だ。
もうひとつ要因がある。それは社会構造上の要因。
核家族と少子化。
育児書と保健指導が必要になったのは、このせいだ。
本来、子供は自然に育つ。おじいちゃん、おばあちゃんがいて、その経験を引き継いでいくからだ。
だが、育児書を生みだした欧米から始まって、世界中に核家族化が広まった。
日本も団塊の世代以降急速に核家族化した。
だから、子育て経験の引き継ぎがなく、育児書が必要になった。
そして、少子化。たった一人や二人の育児では、マニュアル通りするしかない。
経験が乏しいから、本来の智恵が働くところまでいかない。
我が家の経験を述べよう。
うちは今時珍しくて、子供が沢山いる。
家内に感謝している。何といっても、これは奥さんの功績だ。
出産育児は大変だから、大概の奥さんは一人二人でもう結構という。
でも我が家の経験を言うと、それ以降は自動的に育つ。
三人目以降は育児のプロになっていて、何も考えなくても自然に大きくなるようだ。子供も手伝ってくれるし。
我が家も最初は育児書に頼った。
結果を言うと、最初の子は叢生になってしまって僕が矯正した。
二番目の子もほんの少しだけ叢生。矯正するほどではなかった。
三番目以降は、きれいな歯列。嚥下癖は全くない。
ただ、三女はうつぶせ寝の睡眠態癖で、すこし歯列が変形してしまった。
その頃にはまだ態癖は発表されておらず、そんな考えは無かった。
最初の子には、離乳食として“バナナヨーグルト”を与えた。
バナナをつぶして、ヨーグルトと混ぜたものだ。
料理が得意で、自然な素材にこだわりを持つ家内が工夫した離乳食だ。
その子はそれが大好きで、もりもり食べて元気に育った。でも、嚥下癖になってしまって叢生になった。
二番目の子にもバナナヨーグルトを食べさせたと思う。でもほんの短期間だったと思う。
それ以降は、そんな面倒なことをしなくなった。必要無いことが分かったからだ。
家内は茹でトウモロコシが好きで、よく食べる。あかちゃんも目を離した隙にそれを食べちゃう。
すると、おむつを換えるとトウモロコシがそのままうんちの中一面に散らばっている。
我が家では、それを”トウキビうんち”と言っていた。
つまり、消化できないものはそのまま出てくる。それを見て、これはまだ早いとか分かるわけだ。
普通の子の場合は別にそんな調子で大丈夫なのだ。わざわざ、すりつぶす必要なんてない。
原始時代を考えれば当たり前のことだ。
二番目の子は、とにかく硬いものを咬むのが大好きで、ガジガジ○○というあだ名がついた。するめはもちろん、こたつのコードを咬んで被覆が破れてショートしたぐらいだ。それでもほんの少しだが叢生になってしまった。
だから、硬いものを咬むか咬まないかはほとんど関係ないのではないか?
鹿児島大学の伊藤学而先生も、鹿児島の昔の人間はサツマイモばかり食べていて、硬いものなんか咬んでいなかったけどきれいな歯列だったと言っている。
でも、うちの子が離乳食を与えた子でも軽度な叢生ですんで、ひどい叢生や二級咬合にならなかったのは、母乳で育てたからだろう。哺乳運動が舌筋を鍛え、それとともに顎の前方成長を促したと思っている。
改めて、家内に感謝。
いま、こうして我が家の育児を振り返ってみると、3人目以降はカンボジアとさほど違わなかったのではないかと思える。
そんなに極端に違う育児法などは無いはずだ。
戦後に足したものを、全部取り除けばいいのではないか。
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