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欧米モデル

弱い子は、寝相がおとなしく、うつ伏せ寝などの睡眠態癖になりやすいのじゃないかと言った。
もう一つ、寝相と睡眠態癖のことで強く疑っていることがある。
それは、ベッドだ。

我が家では3女がうつ伏せ寝の睡眠態癖で、上顎の犬歯が捻転してしまった。
歯列も少し変形した。肩こりもある。アトピーが良くならない(関係があるのですよ)。
以前、治療を試みたが家族の治療はずるずるになりやすく、うやむやになってしまった。
まあ、それほどひどくなかったということもあるけれど。
最近、再度矯正を始めた。やはり必要だ。

3女がおなかにいるときに自宅を新築して、子ども部屋が出来た。
子どもたちは、それから2段ベッドで寝ることになった。
その前までは、みんなで川の字になって寝ていた。
夜中に、顔を蹴飛ばされることもよくあった。
子どもたちはごろごろ転がってあちこちに移動しながら寝ていたのだ。
子ども用のベッドはそんなに広くない。ベッドで寝ると、ごろごろ転がって寝ることなんかできない。
おとなしくならざるを得ない。
3女のうつ伏せ寝はベッドのせいではないか?


大航海時代からヨーロッパは宣教師を表に掲げて、世界征服を企てた。
そして征服してインディアンから乗っ取ったアメリカがさらにパワーアップして世界征服に乗りだした。
日本は、それに抵抗して戦争して負けて占領された。
我々は精神的に占領されている。文化が征服された。食文化もそうだ。

これまで見てきた子どもの歯をめぐる問題。

哺乳瓶。育児書。離乳食。ファーストフード。伝統的食文化の崩壊。核家族少子化。子ども部屋。ベッド。

それらは全て欧米モデルだ。
欧米の文化の原型をまねたことが、嚥下癖。歯列不正。不正咬合。不登校。引きこもり。の元となった。
だけど、僕らはもう個人主義を捨てて昔の家族と地縁血縁社会には戻れない。
イラクの部族社会にあきれてしまうように、昔の社会に戻るのは息苦しくてもう無理だ。

宣教師が訪れた所は、世界中むし歯と歯列不正の山と化したと、鹿児島大学の伊藤先生は言う。
歯や歯列・咬合が、じつは地域の伝統的な文化に支えられていたということになる。
確かに、歯は脳に直結している。一番文化の影響を受けやすい器官なのかもしれない。
そして、そこの異常はすぐに脳に作用して、更に不健康な社会を作り出してきているようだ。

一見合理的に見える科学的な方法論は、ただ今の科学で証明出来ることを寄せ集めただけに過ぎないのかもしれない。
科学原理主義=分析原理主義は、中世の宗教原理主義とさほど変わらない。
イワシの頭も信心みたいなものか?
科学が生まれる前にも、天才は山のように居たに違いない。
人類の脳の容積は全く変化していないのだから。
とすると、育児書や栄養学のようなたかだか何十年の歴史のものを、科学=真理?モアベターなんて信仰するのは愚かなことだった。
栄養学も科学的という信仰をはなれて見方を変えてみれば、中医学(中国伝統医学)の食物や薬の作用に対する統一的な味による分類に比べたらまるでレベルが違うようにすら思える。
地域の食文化には、名も無い天才の知恵が詰まっていたわけだ。

3代が一緒に暮らす育児経験の引き継ぎも必要だったのだろう。

人類はどのようにして、現在まで子孫を残すことが出来たかを考えなくては・・・



5月のカレンダーは、寝相が悪くてあちこち転がっている健康な子どもたちをイメージしました。
真ん中に寝ている僕。子どもたちは、布団から転がり出ている。
そのように、親からどんどん離れていくことが望ましい。

「それでいいのだ!」

   天才バカボンのパパ

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子供のかみ合わせ | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/05/31 00:09
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