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はいはい

おっぱいが大事なことは分かった。
まあ、分かっていたつもりだけれども、改めてよく分かった。

次は、はいはい。
これは伊藤先生の説ではない。
T4Kという矯正装置が有って、それの作用に関しての文献にはいはいのことが書いてあった。

あかちゃんは、立つ前にはいはいする。
そのはいはいこそがかみ合わせの成長にとって大事だという論文。

最近の子供が過蓋咬合(深すぎるかみ合わせ)が多くなってきたのは、はいはいをさせる環境が無かったり、親がかまい過ぎてすぐ立たせようとすることによるという大胆な説。
モンゴルの遊牧民は、広い大地でまるで羊を飼うようにあかちゃんを野原にはいはいさせるから、とても咬み合わせがよいと書いてあった。
肩の筋肉を鍛えることによって、咬み合わせが浅くなり、良くなるという。


それを読んだときにはなぜなのかわからなかったけど、あかちゃんのCの字の首が大人の首の生理的前湾になるためには、はいはいして頭を起こすことが必要なのではないかと思った。
そのように、生理的前湾が加わると頭は体の真上に位置するようになり、前に突き出した頭によってあごが皮膚の力で後ろにひかれることが減る。卵が先か?

はいはいばかりではなく、その後の幼少期を僕ら昔の世代は一日中外で仲間の子供たちと群れになって全身を使って遊び回っていたものだ。夕食の時間になると、矢野顕子の「ご飯が出来たよ」の歌の光景だった。
一般に先進国は2級や叢生が多く、途上国は良い歯列咬合だ。
先進国の子はみんな、親に管理されていて遊びまわることが無くなったからなのか。
全身は一体なのだから、顎口腔の成長発達期の運動、特に上体の運動や、筋力、姿勢は顎位に大きく影響するのだろう。

僕は、天塩町の一歳半・三歳児検診~高校の学校検診まで全部を35年間してきた。
昔は虫歯の洪水で、三歳時ではいわゆる味噌っ歯になって、上の前歯の形が無くなったために
下顎が前のめりになって機能的な反対咬合になることがあったぐらいで、ほとんどの子は切端咬合に近い良いかみ合わせだった。
今では、三歳児検診で虫歯の子は稀になったが、それと反比例して過蓋咬合が増えてきた。
最近は本当にひどい。乳歯の叢生と、過蓋咬合が過半数を占めるようになってしまった。
はいはいの状況はあまり変わらないはずだと思うけど・・・
主な原因は、他にありそうな気がする。しかし、全く無関係とも思えない。
複合的な要因の中の一つがはいはいの問題ではないだろうか?
個体発生は系統発生をたどるわけだから、立つ前段階で四足獣の段階をきちんと踏む必要があるのではないか。
”アインシュタインの目”というテレビ番組ではいはいを取り上げていた。詳細は忘れたが、はいはいにもかなり上手下手の違いがあるようだった。下手なままで、二足歩行に移行するのではやはり問題があるのではないか。



二条城の梅  梅
京都の二条城の梅がちょうど見ごろでした。(19日)
僕は大学の時、横須賀の田浦の梅林のすぐそばに住んでいたので懐かしくて見に行きました。
手前がしだれ梅で、後ろが源平咲き分け?だったかな。となりの写真がそのアップ。紅白の梅の花が同じ木の中にある。

梅は咲いたか~さくらはまだかいな~
3月のカレンダーは、少し早く満開の桜のイメージにしてみました。
春よ来い。

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子供のかみ合わせ | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/03/30 00:41
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