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エビデンス

これは純歯医者向け講座(患者さんはおやすみ)


かみ合わせ自体に問題があるとき= ①古美術の修復のような過去の痕跡からの復元。
                       ②芸術のような創造。
                       ③ ?


①②③の解説

① 古典咬合学

② ナソロジーから今に至る百家争鳴

③ これから述べようとする講座の内容



くうにゃんのように、歯科治療の後に体調を崩す人が少なからずいる。
もちろん、歯科治療によって健康になる方が圧倒的に多いとは思うが、それも含めてこれまでの歯科の診査法ではその理由を調べるすべがない。
私も以前はそのことにさほど問題を感じなかった。大学で教わらなかったからだ。
しかし、長い間診療していろいろ経験してくると、疑問でいっぱいになる。
やはり、口腔の機能が身体に及ぼす影響を診査する必要があるはずだ。
でも、そのような医学的エビデンスが有ればすでに教わっているはずで、それは無いのだ。

最近そのことについてずいぶん考える機会があった。
それは、現代医学のエビデンスを充たす要件が究めて偏っていて、臨床の要請に合わなくなってきているということではないだろうか?(昔はむし歯の洪水対策で手一杯だったが、今は違う。疾病構造が機能性の疾患に変化してきている)
薬理作用や、生化学検査のような動物実験出来て数値化出来るものや、画像診断などに偏ってしまっている。
歯科において、そのような要件を満たすことのできるのは歯内療法、保存修復、歯冠修復、欠損補綴、歯周治療など、手段としての修理法そのもの以外存在しない。それらの手段は機能を回復するためではないか。
そもそも、ナソロジー以降の咬合学の全てが、エビデンスの要件を充たすことが出来ないはずである。見方によっては、矯正学も要件を充たすことが出来ないかもしれない。
生体はそのように、数値化出来るような単純なものではなく、エビデンスをめぐる議論はある側面を見ているにすぎない。実態が無いわけでなく、単に設定された要件に合わせられるほど単純ではないということではないか。
口腔は力学的臓器であって、口腔機能と身体との関係は、筋肉連鎖や、骨格や姿勢を通して関わってくる。さらに平衡機能とも深いかかわりを持っている。
それらを扱うのは、整体、カイロプラクティック、鍼灸などのやはり動物実験や数値化が難しいために、現代医学に組み入れられない代替医療とよばれている医療である。
歯科の診査法は、代替医療系の診査法が臨床の要請を充たすことが出来ると思われる。
③の?は、そのような診査も取り入れて口腔機能を十全に診査して、その機能の回復と増進を目指す歯科医療です。


来年もよろしくお願いします。



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エビデンス | コメント(0) | トラックバック(0) | 2010/12/29 13:45
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