求めよ、さらば与えられん 打ち出の小槌
あごろべえ先生は、打ち出の小槌だ。
解らないことを尋ねると、わりとすぐ答えが返ってくる。
その場で返答できないことも、ほぼ3ケ月ぐらい、遅くても半年以内に答えが返ってくる。
たぶん、沢山のことを相互に関連づけてイメージしているのだろう。
クラウド状態?
今回のフォローアップセミナーで初演した、人の個体発生の解析も、それから導き出される姿勢の図に以前と変更は無かった。
と言うことは、すでにずっと以前からイメージ出来ていたということだ。
アンチエイジング学会で講演することがずいぶん前から決まっていて、それに合わせてまとめたのではないか?
ということは、求めないと形になるのが遅れるのかもしれない。もしかして、未発表のまま終わる可能性もある?
求めよ さらば与えられん
タケコプターや、どこでもドアだって、のび太君がドラえもん~と、おねだりしなければもらえない。
しかし、僕たちがタケコプターを貰っても意味が無いな~
求めるものが問題だ。
質問が、本質からそれていたんじゃどうしようもない。
聖書を読むと、イエスの弟子はまるでバカだ。ほとんどのび太くん状態?
だから、人間の本質を体現している。そのために解決出来ない疑問が溜まっていた。
私に付いてきなさいと言われてそのままフラフラ~と付いて行ったのは、そのためだろう。
教わった通りにして結果に問題を感じないような優秀な先生では、真理は与えられないのだろう。
ペテロやアーナンダがバカなことを質問しなければ、イエスも御釈迦さんも、解っていない人はどの程度分かっていないのかが解らないから、大勢が読んで納得することができないはずだ。
デカンショやニーチェやハイデッガーだって、やや近いぐらいの真理をつかんでいたのかもしれないが、一人で書いた本だから、さっぱり解らない。
イエスや御釈迦さんは弟子の質問に答えたからこそ、何千年経っても解りやすい。
弟子の存在と、その質問のレベルはとても重要だと思う。
僕たちには、のび太君レベルの質問(・・・をちょうだい~)をこれからも出し続けることが求められているのかもしれない。
◎ホームページにおいて次期セミナーの受付を始めました。 ホームページ☞Google検索【動研】
セミナー@札幌2014 *早期登録の割引8月末まで
11月22日(土)23日(日)札幌市 北海道歯科医師会館
1日目は理論と実習 心身症状の解説と症例提示
2日目は歯科症状に絞って解説・症例提示します。
知覚過敏、咬合性外傷・破折、分岐部病変、ぺリオ、顎関節症、
咬合様式や配列、インプラントの予後、咬合育成や矯正 etc
スウィング現象と歯科臨床の関係を具体的に解説します。
日々の臨床が発する違和感の謎が解け、臨床が変わります。
どうぞ、ご期待ください。
とまあ、僕が担当者だからつい力が入る。
大勢来てほしいな~
以前、10月と掲示したことが有った。
そのつもりでいた人には申し訳ない。
いま企画中だけれど、担当者として歯科臨床の問題解決にテーマを絞りたい気持ちがある。
やはり、僕達は歯医者だから、そこが下手だとどうしょうも無い。
そして、「咬合と全身」などと力まなくても、スウィング現象を正しく把握して歯を治療すれば患者さんは自然に健康になっていくはずだ。
解らないことを尋ねると、わりとすぐ答えが返ってくる。
その場で返答できないことも、ほぼ3ケ月ぐらい、遅くても半年以内に答えが返ってくる。
たぶん、沢山のことを相互に関連づけてイメージしているのだろう。
クラウド状態?
今回のフォローアップセミナーで初演した、人の個体発生の解析も、それから導き出される姿勢の図に以前と変更は無かった。
と言うことは、すでにずっと以前からイメージ出来ていたということだ。
アンチエイジング学会で講演することがずいぶん前から決まっていて、それに合わせてまとめたのではないか?
ということは、求めないと形になるのが遅れるのかもしれない。もしかして、未発表のまま終わる可能性もある?
求めよ さらば与えられん
タケコプターや、どこでもドアだって、のび太君がドラえもん~と、おねだりしなければもらえない。
しかし、僕たちがタケコプターを貰っても意味が無いな~
求めるものが問題だ。
質問が、本質からそれていたんじゃどうしようもない。
聖書を読むと、イエスの弟子はまるでバカだ。ほとんどのび太くん状態?
だから、人間の本質を体現している。そのために解決出来ない疑問が溜まっていた。
私に付いてきなさいと言われてそのままフラフラ~と付いて行ったのは、そのためだろう。
教わった通りにして結果に問題を感じないような優秀な先生では、真理は与えられないのだろう。
ペテロやアーナンダがバカなことを質問しなければ、イエスも御釈迦さんも、解っていない人はどの程度分かっていないのかが解らないから、大勢が読んで納得することができないはずだ。
デカンショやニーチェやハイデッガーだって、やや近いぐらいの真理をつかんでいたのかもしれないが、一人で書いた本だから、さっぱり解らない。
イエスや御釈迦さんは弟子の質問に答えたからこそ、何千年経っても解りやすい。
弟子の存在と、その質問のレベルはとても重要だと思う。
僕たちには、のび太君レベルの質問(・・・をちょうだい~)をこれからも出し続けることが求められているのかもしれない。
◎ホームページにおいて次期セミナーの受付を始めました。 ホームページ☞Google検索【動研】
セミナー@札幌2014 *早期登録の割引8月末まで
11月22日(土)23日(日)札幌市 北海道歯科医師会館
1日目は理論と実習 心身症状の解説と症例提示
2日目は歯科症状に絞って解説・症例提示します。
知覚過敏、咬合性外傷・破折、分岐部病変、ぺリオ、顎関節症、
咬合様式や配列、インプラントの予後、咬合育成や矯正 etc
スウィング現象と歯科臨床の関係を具体的に解説します。
日々の臨床が発する違和感の謎が解け、臨床が変わります。
どうぞ、ご期待ください。
とまあ、僕が担当者だからつい力が入る。
大勢来てほしいな~
以前、10月と掲示したことが有った。
そのつもりでいた人には申し訳ない。
いま企画中だけれど、担当者として歯科臨床の問題解決にテーマを絞りたい気持ちがある。
やはり、僕達は歯医者だから、そこが下手だとどうしょうも無い。
そして、「咬合と全身」などと力まなくても、スウィング現象を正しく把握して歯を治療すれば患者さんは自然に健康になっていくはずだ。
あざやかな診断
次のモデルになった先生の顎位は、とても難しかった。
まず手順として、顎位の前後の位置と回転方向を診断するが、僕にはさっぱり判らない。
切端咬合で、一部の前歯が交叉咬合なので前顎位だとは思うが、横顔は少し下顎が後退したⅡ級っぽい。
さらに、下顎下縁の傾斜が前下がりなのか後ろ下がりなのかが微妙すぎる。
その上、次に診る顎の左右の傾きもあまり違いが無い。
これは、僕なら迷いに迷って、誤診するかお手上げかどちらかだと思った。
あごろべえ先生は、
切端咬合だから、前顎位ですねと簡単に言う。 へ~そうか。
次に、顎の回転はとても微妙で中間なのかもしれない。と言って、その診方を丁寧に説明してくれた。
左右の傾きの診方は、口の中のランドマークも考慮してとても解りやすかった。
フットビュー(重心計測機器)上で顎位を定めてみた。
後ろ下がりに定めてみると、重心は大きく右に傾いた。
これは違いますね。と言って、中間の5番にバランスバイトを咬ませたら、他の要素は同じだが、きれいに重心が改善した。
僕にはそんな診断力は無いので、中間という顎位は採ったことが無い。
これは、大変なことだと認識した。
このような交叉咬合の歯列咬合では、さぞ具合が悪いだろうと思って肩と首を触診してみたが、さほどこっていない。
他流派の咬合の先生に咬合調整してもらって、ずいぶん症状が良くなったと言っていた。
だから、なおさら顎位が解りずらかったのだろう。
その先生の腕も確かなようだ。
僕は、そのモデルの先生の顎位を
右前下がりの右前顎位
かな~と診断したが、実際は
左中間?下がりの右前顎位
だったようだ。
もし、咬合調整していなかったとしたら、
左前下がりの右前顎位
だったのかもしれない。
この先生以上に難しい顎位の患者さんは、あまりいないような感じだった。
ずいぶん勉強になった。
モデルの先生の個人情報かもしれないが名前を出してないし、初診の先生にとっては復習になると思って実習内容を書いてみた。
もう友達だしね。
僕の復習のためにも書いてみた。
また勉強に行かなくてはいけないと感じた。
9月のフォローアップセミナーに行こうかな~
治療していた舌の痛みの患者さんが治った。
濃い味で痛みを感じるという奇妙な症状だった。
口内炎で、しょっぱさとか酸っぱさで痛いのかと思ったら、甘くてもしみるといい、傷も無い。
舌痛症で、そのような症状は聞いたことが無かったが、同じ治療で治ったのだからそうなのかもしれない。
そのうちにまた報告したい。
まず手順として、顎位の前後の位置と回転方向を診断するが、僕にはさっぱり判らない。
切端咬合で、一部の前歯が交叉咬合なので前顎位だとは思うが、横顔は少し下顎が後退したⅡ級っぽい。
さらに、下顎下縁の傾斜が前下がりなのか後ろ下がりなのかが微妙すぎる。
その上、次に診る顎の左右の傾きもあまり違いが無い。
これは、僕なら迷いに迷って、誤診するかお手上げかどちらかだと思った。
あごろべえ先生は、
切端咬合だから、前顎位ですねと簡単に言う。 へ~そうか。
次に、顎の回転はとても微妙で中間なのかもしれない。と言って、その診方を丁寧に説明してくれた。
左右の傾きの診方は、口の中のランドマークも考慮してとても解りやすかった。
フットビュー(重心計測機器)上で顎位を定めてみた。
後ろ下がりに定めてみると、重心は大きく右に傾いた。
これは違いますね。と言って、中間の5番にバランスバイトを咬ませたら、他の要素は同じだが、きれいに重心が改善した。
僕にはそんな診断力は無いので、中間という顎位は採ったことが無い。
これは、大変なことだと認識した。
このような交叉咬合の歯列咬合では、さぞ具合が悪いだろうと思って肩と首を触診してみたが、さほどこっていない。
他流派の咬合の先生に咬合調整してもらって、ずいぶん症状が良くなったと言っていた。
だから、なおさら顎位が解りずらかったのだろう。
その先生の腕も確かなようだ。
僕は、そのモデルの先生の顎位を
右前下がりの右前顎位
かな~と診断したが、実際は
左中間?下がりの右前顎位
だったようだ。
もし、咬合調整していなかったとしたら、
左前下がりの右前顎位
だったのかもしれない。
この先生以上に難しい顎位の患者さんは、あまりいないような感じだった。
ずいぶん勉強になった。
モデルの先生の個人情報かもしれないが名前を出してないし、初診の先生にとっては復習になると思って実習内容を書いてみた。
もう友達だしね。
僕の復習のためにも書いてみた。
また勉強に行かなくてはいけないと感じた。
9月のフォローアップセミナーに行こうかな~
治療していた舌の痛みの患者さんが治った。
濃い味で痛みを感じるという奇妙な症状だった。
口内炎で、しょっぱさとか酸っぱさで痛いのかと思ったら、甘くてもしみるといい、傷も無い。
舌痛症で、そのような症状は聞いたことが無かったが、同じ治療で治ったのだからそうなのかもしれない。
そのうちにまた報告したい。
物証歴然 あざやかな処置
フォローアップセミナーの2日目は、実習。
参加者が自分の歯列模型を持参してモデルになって、みんなで診断実習をする。
僕は、自分の顎位やスウィング干渉部位をすでに知っているから、模型を持参しなかった。
これは良くなかった。自分一人のことしか考えていなかった。
初心の参加者の診断経験のためには必要なことだった。参加した先生方。すみませんでした。
もう一人の先生も日にちを間違えていたようで、あわてて出てきたせいか模型を忘れた。
最初のモデルは、とても解りやすい顎位の先生。
50代後半以降の男は、だいたいそんな感じで解りやすい。
昔の日本の育児環境が影響しているのだろうか。
顎位は、右後ろ下がりの右前顎位
フットビューという重心計測器上であごろべえ先生が顎位を定めてみたら、重心がきっちり改善した。
この顎位だと、通常は右の臼歯の舌側咬頭がスウィング干渉しやすいはずだと見ていたら、その通り右上7が干渉していた。
口の中を見ると、その歯の舌側の歯肉が歯周病で退縮していて動揺している。なるほど、干渉の力によるものだ。
その上、モデルの先生がこんなことを言う。
右上6番が痛くなってどうしようもなくて神経を取ったけれど、その後破折したために抜いてしまって1本だけの局部義歯を入れている。
6番が有った時には、その歯が一番スウィング干渉していて、結局抜くはめになったということだ。
さらに、その顎位で次に干渉しやすい傾向がある左下7番も、その通り干渉していた。
その歯は、インレー(金属の詰め物)が何度も取れるので、仕方が無くてCR(白い詰め物)を詰めている。
と言う。
スウィング干渉の物証歴然。
その先生は、すっかり納得した様子で、そこを削って干渉を取ってくれという。
治療後にあごろべえ先生が、どうですか?しっかり咬めるような感じがしませんか?と聞く。
僕は、患者さんに一度もそのような聞き方をしたことが無い。
なぜなら、スウィング干渉というのは、ただカチカチ歯を合わせたときにはあまり咬んでいないはずの所の、あごのスウィング運動の干渉だから、カチカチしても当たるところがほとんど変わらないはずなのだ。
僕ならば、咬んでいない所を削っただけだから、カチカチしてもほとんど違いが判らないでしょう?と言って、肩を触診してこりが取れたことを確認してもらう。
ところが、最初は首をかしげていたがしばらくして、しっかり咬めるように感じるという。へ~そうなんだ~間違っていたな~
腰のだるさも取れてきて、目が明るくなって視野が広がった感じだという。
それは、よく解る。患者さんはみな同じようなことを言う。
このモデルの患者さんは、自分の腰の仙腸関節(骨盤)に問題が出てきたせいで顎位を変えただけで重心計測器の表示が変わったのですね?と聞いてきた。
この機器を買ったばかりの僕が、この前さっぱり理由が解らなくてあごろべえ先生に聞いたことだ。
後から来る人は、努力が10分の1ぐらいで解るようになる。
これが、進歩と言うもなだな~
参加者が自分の歯列模型を持参してモデルになって、みんなで診断実習をする。
僕は、自分の顎位やスウィング干渉部位をすでに知っているから、模型を持参しなかった。
これは良くなかった。自分一人のことしか考えていなかった。
初心の参加者の診断経験のためには必要なことだった。参加した先生方。すみませんでした。
もう一人の先生も日にちを間違えていたようで、あわてて出てきたせいか模型を忘れた。
最初のモデルは、とても解りやすい顎位の先生。
50代後半以降の男は、だいたいそんな感じで解りやすい。
昔の日本の育児環境が影響しているのだろうか。
顎位は、右後ろ下がりの右前顎位
フットビューという重心計測器上であごろべえ先生が顎位を定めてみたら、重心がきっちり改善した。
この顎位だと、通常は右の臼歯の舌側咬頭がスウィング干渉しやすいはずだと見ていたら、その通り右上7が干渉していた。
口の中を見ると、その歯の舌側の歯肉が歯周病で退縮していて動揺している。なるほど、干渉の力によるものだ。
その上、モデルの先生がこんなことを言う。
右上6番が痛くなってどうしようもなくて神経を取ったけれど、その後破折したために抜いてしまって1本だけの局部義歯を入れている。
6番が有った時には、その歯が一番スウィング干渉していて、結局抜くはめになったということだ。
さらに、その顎位で次に干渉しやすい傾向がある左下7番も、その通り干渉していた。
その歯は、インレー(金属の詰め物)が何度も取れるので、仕方が無くてCR(白い詰め物)を詰めている。
と言う。
スウィング干渉の物証歴然。
その先生は、すっかり納得した様子で、そこを削って干渉を取ってくれという。
治療後にあごろべえ先生が、どうですか?しっかり咬めるような感じがしませんか?と聞く。
僕は、患者さんに一度もそのような聞き方をしたことが無い。
なぜなら、スウィング干渉というのは、ただカチカチ歯を合わせたときにはあまり咬んでいないはずの所の、あごのスウィング運動の干渉だから、カチカチしても当たるところがほとんど変わらないはずなのだ。
僕ならば、咬んでいない所を削っただけだから、カチカチしてもほとんど違いが判らないでしょう?と言って、肩を触診してこりが取れたことを確認してもらう。
ところが、最初は首をかしげていたがしばらくして、しっかり咬めるように感じるという。へ~そうなんだ~間違っていたな~
腰のだるさも取れてきて、目が明るくなって視野が広がった感じだという。
それは、よく解る。患者さんはみな同じようなことを言う。
このモデルの患者さんは、自分の腰の仙腸関節(骨盤)に問題が出てきたせいで顎位を変えただけで重心計測器の表示が変わったのですね?と聞いてきた。
この機器を買ったばかりの僕が、この前さっぱり理由が解らなくてあごろべえ先生に聞いたことだ。
後から来る人は、努力が10分の1ぐらいで解るようになる。
これが、進歩と言うもなだな~
臨床現場が発する違和感
僕の良くない傾向に、人の性向をあっちとこっちというふうに二分して分類してしまう癖がある。
その癖は結婚してからのものだ。
僕は、天然というか?ぽーっとしていて、警戒心が乏しくてほとんど先の心配をしない。まあ、皆さんが見たとおりだ。
ところが、うちの奥さんは、きりっとしていて、いつも先々と心配ばかりしている。どうも、性格が正反対なのだ。
そんなことは、ある程度分かっていたのだが、結婚して少しして気が付いたことがある。
先々と心配ばかりしている奥さんが、終わった後は結果がどうであれ一切反省とか後悔をしないで快活なことだ。
いっぽう、僕はといえば、終わってしまってからいつも反省と後悔に苛まれる。
なにせ、あまり先のことを心配しないわけだから、準備不足で失敗することが多い。
それをいつまでも、ぐずぐずと引きずってしまう。それが僕だ。
愚の骨頂で、どちらが現実で成功するかといえば明らかだ。後悔先に立たず。
しかし、いいことが一つだけあって、後悔の方が心配よりもストレスが少ない。
終わったことは変えられないのだから、おのずから諦めと慰めが備わっている。
だから、後悔ばかりしている人の方が、先の心配ばかりしている人より健康で長生きしそうな気がする。
人間の先には死が待ち構えているわけで、心配の種は尽きないし、それは必ず実現する運命だ。
全てはコインの表裏で、そのように人の性向は善悪ではなくてCPUにあるソフトのプログラムだから、一生治らないということを結婚生活で学んだ。
そのような二分法をつい、歯医者にも適応してしまう。
心配派か後悔派かではない。
文献やEBMに依拠する先生と、自分の臨床実感に照らしての納得を求める先生に分かれる。
あごろべえ先生と僕たちで出した書籍「直立動態と心身症状」に、日本構造医学研究所の吉田勧侍先生が序文を寄せてくれてある。
とても難しい文章で、最初に読んだときには、いったいほめているのかけなしているのかよく解らなかった。
一見まるで中身と関係ないような大枠の分類とか、否定を否定してその結果肯定しているような、ちょっと独特なひねた文章だ。
その中に、こんな言葉がある。
「既存とまったく検証法が違う療法が世の中に受け入れられるには、時のほかに臨床の現場で働いている他の多くの歯科医師の方々が実際に見聞きしてきた臨床現場が発する違和感に対して、どのような見解を持っているのかに大きく左右されます。真摯に従来の方法や既存の療法に対して接した目線で判断されることが判断選択の拠所となるはずです。」
臨床現場が発する違和感
これに対する態度で、歯医者は二分される。
あごろべえ先生のフォローアップセミナーに3人の先生が来ていた。
ゴールデンウイークの真ん中だったので参加者が少なかったようだ。
この先生たちは僕らの仲間だとすぐ分かった。
僕の中では、もう友達になった。
その癖は結婚してからのものだ。
僕は、天然というか?ぽーっとしていて、警戒心が乏しくてほとんど先の心配をしない。まあ、皆さんが見たとおりだ。
ところが、うちの奥さんは、きりっとしていて、いつも先々と心配ばかりしている。どうも、性格が正反対なのだ。
そんなことは、ある程度分かっていたのだが、結婚して少しして気が付いたことがある。
先々と心配ばかりしている奥さんが、終わった後は結果がどうであれ一切反省とか後悔をしないで快活なことだ。
いっぽう、僕はといえば、終わってしまってからいつも反省と後悔に苛まれる。
なにせ、あまり先のことを心配しないわけだから、準備不足で失敗することが多い。
それをいつまでも、ぐずぐずと引きずってしまう。それが僕だ。
愚の骨頂で、どちらが現実で成功するかといえば明らかだ。後悔先に立たず。
しかし、いいことが一つだけあって、後悔の方が心配よりもストレスが少ない。
終わったことは変えられないのだから、おのずから諦めと慰めが備わっている。
だから、後悔ばかりしている人の方が、先の心配ばかりしている人より健康で長生きしそうな気がする。
人間の先には死が待ち構えているわけで、心配の種は尽きないし、それは必ず実現する運命だ。
全てはコインの表裏で、そのように人の性向は善悪ではなくてCPUにあるソフトのプログラムだから、一生治らないということを結婚生活で学んだ。
そのような二分法をつい、歯医者にも適応してしまう。
心配派か後悔派かではない。
文献やEBMに依拠する先生と、自分の臨床実感に照らしての納得を求める先生に分かれる。
あごろべえ先生と僕たちで出した書籍「直立動態と心身症状」に、日本構造医学研究所の吉田勧侍先生が序文を寄せてくれてある。
とても難しい文章で、最初に読んだときには、いったいほめているのかけなしているのかよく解らなかった。
一見まるで中身と関係ないような大枠の分類とか、否定を否定してその結果肯定しているような、ちょっと独特なひねた文章だ。
その中に、こんな言葉がある。
「既存とまったく検証法が違う療法が世の中に受け入れられるには、時のほかに臨床の現場で働いている他の多くの歯科医師の方々が実際に見聞きしてきた臨床現場が発する違和感に対して、どのような見解を持っているのかに大きく左右されます。真摯に従来の方法や既存の療法に対して接した目線で判断されることが判断選択の拠所となるはずです。」
臨床現場が発する違和感
これに対する態度で、歯医者は二分される。
あごろべえ先生のフォローアップセミナーに3人の先生が来ていた。
ゴールデンウイークの真ん中だったので参加者が少なかったようだ。
この先生たちは僕らの仲間だとすぐ分かった。
僕の中では、もう友達になった。
フォローアップセミナーを受けてきた
ゴールデンウイークに、あごろべえ先生のフォローアップセミナーを受けてきた。
おどろいたことに、静岡県は新幹線で通り過ぎるだけで、一度も観光したことが無かった。
あごろべえ先生が開業している富士市で見た富士山は、まことに立派だった。
セミナーが終わってから、うちの奥さんと一緒に美保の松原も見てきた。
あごろべえ先生が車で送ってくれたが、地元に住む人の常で行ったことが無かったそうで、場所を間違えたのか連れて行ってくれたところは観光地の端っこだったようだ。
天塩の浜のように土産物屋さんなどが何も無い自然な景観を見ることができて、とてもラッキーだった。
良い天気で、富士山が見事に良く見えた。
翌日は、朝にうちの奥さんと2人で富士宮の白糸の滝を見て、昼食は三島の有名なうなぎ屋さんの行列に並んで、熱海の温泉に泊まって、けっこう優雅な勉強だった。
三島では小雨模様だったけれど、それがまた街中を流れる富士湧水からの小川の清流と合っていて、とても風情があった。
いつも、セミナーに行くときはぎりぎりのあわただしい旅になるので、連休の休みの前半の2日間だけという日程はまことにありがたかった。
このセミナーが無ければ、一生静岡県に立ち寄ることが無かったかもしれない。
昔の銭湯の壁の絵の源 懐かしいような

今回のセミナーもまた、歴史的な発見の初演に立ち会えたようだ。
あごろべえ先生は、セミナーのたびに新しい大発見を披露してくれるが、今回はまさに超ど級だった。
赤ちゃんのはいはいから老人になって立ち上がれなくなるまでの、個体発生の流れの解析から法則を見出した。
ついに、そんなところまで行ってしまった。
咬合論の先生は沢山いるが、たぶんどの先生も一瞬も考えたことが無いような根元的な解析だろう。
富士山の伏流水が湧き出てくる泉のように涸れることが無い。驚くべき天才だ。
「モーツァルトとサリエリ」では、あの悪名高いサリエリはモーツァルトの新作を誰よりも楽しみに待ち望んでいたということになっているが、まさに僕はサリエリだ。
僕がありがたいのは、サリエリのようにその価値がよく解ることだ。誰よりも?
それに、嫉妬出来るほどの才能を持ち合わせていないことも。
おどろいたことに、静岡県は新幹線で通り過ぎるだけで、一度も観光したことが無かった。
あごろべえ先生が開業している富士市で見た富士山は、まことに立派だった。
セミナーが終わってから、うちの奥さんと一緒に美保の松原も見てきた。
あごろべえ先生が車で送ってくれたが、地元に住む人の常で行ったことが無かったそうで、場所を間違えたのか連れて行ってくれたところは観光地の端っこだったようだ。
天塩の浜のように土産物屋さんなどが何も無い自然な景観を見ることができて、とてもラッキーだった。
良い天気で、富士山が見事に良く見えた。
翌日は、朝にうちの奥さんと2人で富士宮の白糸の滝を見て、昼食は三島の有名なうなぎ屋さんの行列に並んで、熱海の温泉に泊まって、けっこう優雅な勉強だった。
三島では小雨模様だったけれど、それがまた街中を流れる富士湧水からの小川の清流と合っていて、とても風情があった。
いつも、セミナーに行くときはぎりぎりのあわただしい旅になるので、連休の休みの前半の2日間だけという日程はまことにありがたかった。
このセミナーが無ければ、一生静岡県に立ち寄ることが無かったかもしれない。




今回のセミナーもまた、歴史的な発見の初演に立ち会えたようだ。
あごろべえ先生は、セミナーのたびに新しい大発見を披露してくれるが、今回はまさに超ど級だった。
赤ちゃんのはいはいから老人になって立ち上がれなくなるまでの、個体発生の流れの解析から法則を見出した。
ついに、そんなところまで行ってしまった。
咬合論の先生は沢山いるが、たぶんどの先生も一瞬も考えたことが無いような根元的な解析だろう。
富士山の伏流水が湧き出てくる泉のように涸れることが無い。驚くべき天才だ。
「モーツァルトとサリエリ」では、あの悪名高いサリエリはモーツァルトの新作を誰よりも楽しみに待ち望んでいたということになっているが、まさに僕はサリエリだ。
僕がありがたいのは、サリエリのようにその価値がよく解ることだ。誰よりも?
それに、嫉妬出来るほどの才能を持ち合わせていないことも。